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虎50日ぶり最下位転落 金本監督嘆く「投打かみ合っていない」

スポニチアネックス 9月16日(金)7時0分配信

 ◇セ・リーグ 阪神6-8DeNA(2016年9月15日 甲子園)

 阪神を覆う沈滞ムードは、エースでも振り払えなかった。敗因はメッセンジャーの乱調に尽きる。初回、先頭の桑原に初球を左中間スタンドに運ばれるなど2失点すると、その後もDeNA打線につかまり結局、6回2/3、7失点でKOされた。

 「結果的に6点も取ってくれた中でリードを守れなかったのは悔しい」

 3回に高山の2ランで逆転に成功し、2点ビハインドの6回には陽川の同点2ランも飛び出した。立ち直るきっかけを何度ももらいながら、勝負所で踏ん張れず、らしくない投球に終始した。

 拍車をかけたのは、バックのミスだった。初回には1死一塁からロペスを空振り三振に仕留めたフォークを原口がはじいて、一塁走者に三塁を陥れられ(記録はメッセンジャーの暴投)、筒香の中犠飛で追加点を献上。1点リードの5回には無死一、三塁で石田の放った遊ゴロをさばいた北條の本塁送球が一塁方向へ逸れる適時失策で同点とされ、逆転のきっかけになった。

 再び同点に追いついた7回1死一塁では、関根の初球に打ち上げた三邪飛を陽川が捕球できず、その後右中間への決勝三塁打を浴びる悪夢の展開。試合後、北條は「(ボールを)握れてなかった。僕の送球が全然、悪かった」と猛省した。

 不運を嘆く反面、チームの大黒柱だけにミスをカバーしてほしかった思いも当然、ある。金本監督も、苦い表情を浮かべるしかなかった。

 「(メッセンジャーはミスが出た回に)踏ん張れなかったというか、まあ、確かに気の毒な…。(失点につながったミスは原口、北條、陽川の)3つか。負けたのは、投打がかみ合っていない(ということ)。今までは点が取れなかったけど、6点取ったら8点を取られるという…」

 奇跡のCS進出へわずかな望みをつなぐべく挑んだ3位・DeNAに返り討ちに遭い、今季2番目に少ない甲子園の29145人の観衆も意気消沈だ。7月27日以来50日ぶりの最下位(同率5位)、そして今季ワーストの借金19という重すぎる現実だけが残った。(遠藤 礼)

最終更新:9月16日(金)7時0分

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