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55歳以上限定の人材バンク 静岡県、マッチング促進へ構築

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月16日(金)17時40分配信

 静岡県は生産年齢人口の減少や雇用情勢の回復に伴う労働力不足に対応するため、55歳以上の再就職希望者を対象にした人材データベース「シニア等人材バンク」を構築する。12月1日の運用開始に先立ち、10月3日から求職者と企業の登録を受け付ける。

 求職者の保有資格や職歴、企業の採用情報などを集約し、マッチングを図る仕組み。県の就職相談窓口「しずおかジョブステーション」が支援する。求職者がそれぞれの技能をPRできるほか、企業側が特定の人材にアプローチできるスカウト機能も盛り込む。

 登録する人材をシニア層に限定したのが大きな特徴。県雇用推進課によると、企業が「年齢不問」で求人を出しても、若年者を優先採用したいとの本音が作用して円滑な就労につながらないケースがある。担当者は「この人材バンクは高齢者が前提。企業と求職者の双方が承知した上で同じ土俵に上がるため、マッチングの促進が期待できる」と説明する。

 人材バンクは、県の就職支援サイト「しずおか就職net」上に開設する。システム構築費は、2016年度の一般会計当初予算に計上した490万円を充てる。

 県内では、全国的な傾向と同様に介護・福祉や建設、運輸など多業種で人手不足が深刻化している。内閣府が全国の60歳以上を対象に実施した就労希望年齢に関する意識調査(2014年)によると、「働けるうちはいつまでも」とする回答が28・9%で最多。「65歳くらいまで」「70歳くらいまで」がいずれも16・6%と続き、60歳を超えて就労を希望する人は全体の7割以上を占めた。

静岡新聞社

最終更新:9月16日(金)17時40分

@S[アットエス] by 静岡新聞