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高知被告、裁判官に更生諭される「心身共に健康になって」

スポーツ報知 9月16日(金)5時3分配信

 覚醒剤取締法違反(所持、使用)などの罪に問われた元俳優の高知東生(のぼる、本名・大崎丈二)被告(51)と、知人で元クラブホステスの五十川敦子被告(34)に対し、東京地裁は15日、いずれも懲役2年、五十川被告も有罪判決執行猶予4年(ともに求刑懲役2年)の判決を言い渡した。8月31日の初公判で再犯の可能性について「正直、不安」と口にしていた高知被告は、室橋雅仁裁判官に「心身共に健康になって、更生してもらいたい」と諭され、表情を引き締めた。元妻の女優・高島礼子(52)はコメントしなかった。

 高知被告は黒のスーツに濃紺のネクタイ、五十川被告は茶髪を束ね、やや派手目なメイク。午後1時28分、初公判とほぼ同じ服装で法廷に姿を見せた。2人は目を合わせることも言葉を交わすこともなかったが、約10分間、隣同士で室橋裁判官の言葉に耳を傾けた。

 求刑2年に対し、懲役2年、執行猶予4年の有罪判決。裁判官は「薬物の常習性、依存性が顕著」としながらも「事件が大きく報道されたことで社会的制裁を受けた」とも指摘。高知被告に対し、30年来の付き合いで母親代わりという女性(72)と「オヤジ」と呼ぶテレビプロデューサー(67)の上申書が提出されたこと、五十川被告に対しては父親が更生を見守る約束をしたことなどを考慮し、執行猶予としたという。

 落ち着いた様子で聞き入っていた高知被告だが、判決理由を聞き終えると顔が紅潮していた。「今回の件であなたが失った物は大きい。でも、10代からの薬物使用を素直に話したのは、更生への思いが後押ししたのだと思う。(エステ店の経営など)健康に携わる仕事をする者として、まずは自身が心身ともにきれいになることが一番です」と説諭され、何度もまばたきをした瞳は充血して涙をこらえているようだった。

 17年間も連れ添った高島と離婚し、横浜市内で経営していたエステ店も閉店状態。俳優時代のファンや友人の期待も裏切った。6月24日に逮捕されたことで、自らの行為の重大さに気付いたのか、初公判では10代後半で好奇心から大麻に手を出したこと、20歳の頃にディスコの従業員の勧めで覚醒剤を10回ほど吸っていたことも素直に供述。反省の姿勢を見せていた。

 初公判では再犯の可能性について「正直、不安」と吐露した高知被告だが、この日は裁判官に更生を諭され、「はい」と即答。それ以上の言葉はなかったが、唇をグッとかみ締めて法廷を後にした。

最終更新:9月16日(金)5時3分

スポーツ報知

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