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<佐川急便>社員が駐車違反隠し…身代わりさせた疑い

毎日新聞 9月16日(金)11時48分配信

 ◇警視庁、営業所捜索

 宅配大手「佐川急便」東京営業所(東京都江東区)の運転手が勤務中の駐車違反を隠すため、知人を身代わりとして警察署に出頭させていた疑いがあるとして、警視庁は16日、東京営業所など数カ所を道交法違反や犯人隠避教唆容疑などで家宅捜索した。複数の運転手が同様の不正をしていたとみられ、同庁は組織的に不正が繰り返された可能性もあるとみて実態解明を進める。【斎川瞳、春増翔太】

【家宅捜索のあった佐川急便東京営業所】

 捜査関係者によると、東京営業所の男性運転手は今年5月、都内で勤務中に駐車禁止場所にトラックを止めて摘発されたが、知人男性を身代わりとして警察署に出頭させていた疑いがあるという。

 その後、警視庁が反則切符について調べたところ、出頭した男性は普通免許しか持っておらず、駐車違反をしたトラックを運転できないことが判明。警視庁が確認したところ、男性は「佐川急便の男性運転手の身代わりとして出頭するように知人に頼まれた」と話したという。

 この男性運転手は警視庁の任意の事情聴取に「知人を介して身代わり出頭を依頼した。金銭も支払った」と不正を認めたという。勤務や人事評定に悪影響が出ることを避けたかったという趣旨の話もしているという。

 警視庁がこの男性運転手の所属する東京営業所のトラックの違反記録などを調べた結果、2013年以降だけでも他に複数の運転手が知人や家族に身代わり出頭させていた疑いが強いことが分かった。警視庁は組織的に身代わり出頭が繰り返された可能性が高いとみて、他の運転手や会社関係者などからも事情を聴く方針。

 佐川急便広報部は16日、毎日新聞の取材に「今年5月に男性運転手が身代わり出頭させていたことについては把握しているが、他の運転手も同様の行為を行っていたかについてはまだ確認できていない。今後の警視庁の捜査に全面的に協力する」とコメントした。

最終更新:9月16日(金)15時1分

毎日新聞