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小説「きらきら眼鏡」映画化 船橋舞台、市民ら支援「盛り上げていきたい」 千葉

産経新聞 9月16日(金)7時55分配信

 船橋市在住の作家、森沢明夫さん(46)の小説「きらきら眼鏡」(双葉社)が映画化されることになり、市内のホテルで製作発表が行われた。地元を舞台にした切ない恋物語の映画化を市民グループが支援する。森沢さんの作品は2年前にも、吉永小百合さん主演の「ふしぎな岬の物語」が、舞台となった喫茶店のある鋸南町や近隣の南房総市などでの撮影を経て映画化されている。

 きらきら眼鏡の主人公は船橋在住の若者。愛猫を亡くし、落ち込んでいた。西船橋駅近くの古本店で買った本の中に栞(しおり)代わりの名刺が入っていた。本の前の持ち主の女性と出会い、事態が展開していく。

 森沢さんは「生まれ育った船橋を舞台にした小説を温めてきた。『命って、幸せって何だろう』と自分に問いかけ、熟成させて物語に昇華させた。作品には行きつけの店も登場する。船橋は都会と自然に近く、潜在的な力を感じる」と語る。

 映画を撮影する犬童一利監督(30)は「原作を読み、僕らの世代が映画化しなくてはという使命感に駆られた。映画館から帰るとき、心がきらきらするような作品に仕上げたい」と意欲を示した。

 船橋を愛する市民で結成した船橋宿場町再生協議会がエキストラや炊き出し、寄付などの面で協力する。大木武士理事長(42)は「これまで仲間と一緒に船橋を舞台にした映画を作りたいと熱く語り合ってきた。素晴らしい作品とご縁をいただいた。多くの市民と盛り上げていきたい」と笑顔で語った。

 主人公や出演者は未定。総事業費は約5千万円を見込んでいる。来年夏から船橋を中心に撮影開始し、平成30年夏に劇場公開する予定だ。

最終更新:9月16日(金)7時55分

産経新聞