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「歌声にのった少年」特別映像、ハニ・アブ・アサドが過酷な撮影の舞台裏を語る

映画ナタリー 9/16(金) 13:00配信

「歌声にのった少年」より、監督と脚本を担当したハニ・アブ・アサドらのインタビューを収めた特別映像がYouTubeにて公開された。

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本作は、パレスチナ出身の歌手ムハンマド・アッサーフの実話をもとにした人間ドラマ。紛争の絶えないパレスチナ・ガザ地区に暮らす少年ムハンマドが、幼い頃に亡くした姉との約束を果たすためスター歌手を目指す姿を映し出す。

映像では、アブ・アサドが「歌声にのった少年」製作のきっかけやパレスチナでの過酷な撮影の様子、監督としての苦労などを語っていく。第86回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた「オマールの壁」と同様に、今作もパレスチナで撮影を行ったアブ・アサド。撮影時を振り返り「とても大変だった。私は撮影が終わるたび、いつも監督を辞めようかと思うよ。(現地の)人々のプロ意識は低く、映画製作への理解も低い。映画は娯楽だから、私たちが遊びでやってると思っているんだ」と語る。

一方、「この作品はガザ(地区)の子供たちで撮りたかった」と話すアブ・アサド。続けて、「彼らと会った瞬間、私が知る世界中のどんな子供とも違うと感じた。それは彼らがずっと大きな壁に囲まれて死を身近に感じる暮らしをしているからだろう。彼らは大人と対等に話せるし、とても賢く、勇敢だ。彼らはほかの子供よりずっと大人だよ」と賞賛した。

また今作について、アブ・アサドは「私は失敗しても構わない。常に冒険をしたいんだ。この映画は感傷的な物語だ。それを厳しい現実と組み合わせる。本来、合わない2つの要素を結び付けるのは難しいことだったよ」と心境を吐露。このほかにも、プロデューサーや出演者たちのコメントが多数収められている。

「歌声にのった少年」は9月24日より東京・新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次ロードショー。

最終更新:9/16(金) 13:00

映画ナタリー

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