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元組員が無罪主張=裁判員声掛け、初公判―福岡地裁

時事通信 9月16日(金)10時30分配信

 特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)系組幹部の裁判をめぐり、裁判員に声を掛けたとして裁判員法違反(威迫・請託)罪に問われた男2人の初公判が16日、福岡地裁(中田幹人裁判長)でそれぞれ開かれた。

 元工藤会系組員の楠本利美被告(40)は罪状認否で「認めません」と述べ、起訴内容を否認した。弁護側は「故意はなかった」として無罪を主張した。

 会社員中村公一被告(41)は起訴内容を認め、「(裁判員に)申し訳ないと思う」と述べた。最高裁によると、裁判員法違反罪の公判は全国で初めて。

 検察側は冒頭陳述で、楠本被告らが親交の深い組幹部の判決を少しでも軽くしてほしいと思っていたと指摘。「声を掛ければ裁判員が不安を抱き困惑し、有利な判決を下すかもしれないと思い、決意した」と主張した。

 一方、楠本被告の弁護側は「裁判員を威迫・請託する故意はなく、声掛けは実行行為に該当しない」と反論した。 

最終更新:9月16日(金)18時13分

時事通信