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蓮舫氏「二重国籍」 前途多難、けじめなき船出 イメージに傷、党内外から批判

産経新聞 9月16日(金)7時55分配信

 民進党の新たな「顔」に選出された蓮舫氏。持ち前の高い発信力が評価されたとみられるが、党大会直前に日本国籍と台湾籍の「二重国籍」が発覚。この間、自身の発言は二転三転し歯切れの良いイメージも大きく傷ついた。今後も尾を引くことは確実で、けじめなき“船出”は多難が予想される。

 「国籍という大事な問題について、きちんと事実を把握し、管理する能力がない人が、首相や外相として外交交渉などにあたることができるのだろうか」

 蓮舫氏の国籍問題について最初に疑問を提起した評論家の八幡和郎氏は、そう切り捨てる。

 問題が露見した当初、蓮舫氏は台湾籍を抜いているとした上で「そういう噂が流布されるのは正直悲しい」などと述べていた。

 八幡氏は「そもそも政治家や政党のコンプライアンス(法令順守)の問題だ。『人権』『差別』『多様性』という言葉を持ち出して論じている点もおかしい」と、論点をすり替えて切り抜けようとした姿勢も問題視した。

 「一般投票が終わってから発表したのはフェアじゃない」。そう苦言を呈するのは、ある自民党都議。蓮舫氏が党員・サポーターらの郵便投票締め切り後に、「二重国籍」を公表したことを指摘し、「政治家なら出処進退を含め、自分で判断すべきだ」と批判した。

 厳しい声は身内の民進党内からも。元農林水産副大臣の篠原孝衆院議員は「党内では(代表に)厳しいことを言う人がいない。これが良くない。代表だけが代わっても、中身は変わらないというのはだめだ」と党の現状を憂えた。

 国際医療福祉大学の川上和久教授(政治心理学)は、蓮舫氏の対応について「自身のイメージを大きく傷つけた。自分のことになると歯切れが悪い、国籍を都合良く使い分けた、という批判はこれからも出るだろう」と予想する。

 日本に留学している台湾出身の男性(25)は、ため息まじりにこう語った。

 「蓮舫さんは台湾出身で日本で働いている人というイメージ。国籍は日本だけと思っていたので驚いた。台湾と日本の両方の人たちを嘘で裏切ったと感じている」

最終更新:9月16日(金)8時17分

産経新聞