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<阿蘇山上ルート復活>観光シーズンに地元「復興へ第一歩」

毎日新聞 9月16日(金)18時50分配信

 熊本地震の本震から5カ月となった16日、熊本県阿蘇市の阿蘇山上広場につながる4ルートのうち県道阿蘇吉田線(東登山道)の通行止めが解除された。

 山上広場に至るルートは県道阿蘇吉田線(東登山道)▽同線(南登山道)▽県道阿蘇公園下野線(北南登山道)▽草千里浜栃木線(西登山道)--の四つだが、すべて地震で通行止めとなっていた。この日開通したのは東登山道で、阿蘇市黒川-山上広場間の約10キロが片側交互通行(午前7時~午後7時)できるようになった。

 昨年9月に大規模噴火が起きた阿蘇中岳の活動も落ち着いており、秋の観光シーズンを迎え関係者は客足の回復を期待する。

 「阿蘇リゾートグランヴィリオホテル」(阿蘇市)のフロント責任者、国武正憲さん(32)は「山上広場まで行けるようになったので、海外からの宿泊客も増えると思う。開通は復興に向けた第一歩です」と歓迎した。観光名所の草千里(阿蘇市)でレストランや土産店を展開する「ニュー草千里」の例年4~9月の売り上げは約1億5000万円だが、閉店していたため、今年はまだゼロ。この日、一部の店舗で営業を再開した河津朋大社長(40)は「不安は大きいが、お客さんが戻ってきてほしい」と話した。【野呂賢治】

最終更新:9月16日(金)18時58分

毎日新聞