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トム・ハンクス、クリント・イーストウッドのあっさりメッセージに爆笑

映画ナタリー 9/16(金) 16:46配信

本日9月16日、クリント・イーストウッド監督作「ハドソン川の奇跡」の来日記者会見が東京のザ・リッツ・カールトン東京にて行われ、キャストのトム・ハンクスとアーロン・エッカートが出席した。

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本作は2009年1月に米ニューヨークで実際に起きた、旅客機USエアウェイズ1549便の事故を題材にした物語。機長チェズレイ・“サリー”・サレンバーガーのとっさの判断で乗員乗客全員が助かった生還劇と、その裏に隠された真実を描く。事故調査委員会から疑惑の目を向けられ、英雄から一転して容疑者となったサレンバーガーをハンクス、副機長ジェフをエッカートが演じた。

ハンクスは「さっき1549便に実際に乗っていた日本人の方たちと会ったんだけど、僕たちを嫌っていないようだったんで安心してるよ」とのっけからジョークを交えて挨拶し、笑わせる。続いてイーストウッドからの日本へ向けたメッセージビデオが上映されるも、「日本に行けなくて申し訳ない。映画を楽しんでもらえるといいな」というあまりに短い内容に、ハンクスもエッカートも報道陣も爆笑。ハンクスが「彼の仕事ぶりがよくわかる映像だと思う(笑)。口数は少ないが、言葉を選んで大事なことだけを話すんだ」とフォローする。

1549便に日本人搭乗者がいたことについて、ハンクスは「さっき会うまでは知らなかったんだ。実は『事故のあと、自分の荷物はちゃんと戻ってきた?』と確認したかったんだよね。答えを彼らから聞いておいてほしい」と冗談を飛ばし、エッカートは「僕も知らなかった。彼らから事故について、すごい衝撃があったが着水はスムーズだったと聞いたよ」と話した。

イベントはマスコミとの質疑応答へ。近年、「キャプテン・フィリップス」「ウォルト・ディズニーの約束」「ブリッジ・オブ・スパイ」などで実在の人物を演じてきたハンクスは、その難しさを聞かれると「『トイ・ストーリー』シリーズではウッディを演じてるんだけど、彼にインタビューをしたりリサーチしたりはしなかったね(笑)」と回答。続けて「実際に起こったことを詳しく調べて再現し、過剰な飾り付けをしないことを心がけている。もちろん創作する部分もあるが、“真実のDNA”がちゃんと含まれているかどうかということが重要なんだ」と語った。

1549便の事故をヨーロッパ滞在中に知ったというエッカート。「最初は『何か悪いことが起こった。9.11のようなテロが起きてしまったのかもしれない』と思ったんだけど、実際はその反対で、ニューヨークという1つの都市がコミュニティとして一体になり乗客乗員全員を救ったんだ」と述べる。また事故当時アメリカにいたハンクスは「テレビのニュースで知った。低空飛行する1549便を実際に目撃した人たちは『またテロだ、また何千人も人が死んでしまうのか』と思ったんじゃないかな。僕自身もあの光景を見ていたら同じように感じたと思う」と話した。

イベントの最後には、1549便に実際に搭乗していた滝川裕己氏と出口適氏がスペシャルゲストとして登場。映画を観た感想について、2人とも「我々を救った機長が容疑者扱いされていたことに驚いた。そんなことが起きていたとは全然知らなかった」と語る。そしてハンクスの「荷物は戻ってきたのか」という疑問をMCが投げると、出口氏は「何カ月後かは忘れましたが間違いなく戻ってきました」、滝川氏は「スーパーの会員券も残らず戻ってきました」と答えて笑いを誘った。

「ハドソン川の奇跡」は、9月24日より東京・丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にてロードショー。



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最終更新:9/16(金) 16:46

映画ナタリー