ここから本文です

三菱商事、ローソンを子会社化へ 1500億円TOB 人材派遣、経営てこ入れ

産経新聞 9月16日(金)7時55分配信

 三菱商事がコンビニエンスストア3位のローソンの株式を買い増し、子会社化する方向で検討していることが15日、分かった。TOB(株式公開買い付け)を実施し1500億円規模の資金を投じ出資比率を現在の33・4%から51%程度に引き上げる。週内にも発表する。

 三菱商事が持つ海外の調達網や店舗開発ノウハウなどを総動員し、商品力を強化する。あわせて人材も派遣する方針。関係強化によりローソンの経営をてこ入れし、コンビニ首位のセブン-イレブン・ジャパン、2位のファミリーマートを追撃する考えだ。

 資源価格の低迷により、三菱商事は平成28年3月期連結決算で創業以来初の最終赤字に転落した。同社は非資源部門の強化を急いでおり、子会社の経営権取得や経営への関与を深めるなど、グループ戦略の強化を進めている。

 三菱商事は「流通業界にはもう一段の成長の余地がある」(三菱商事首脳)と判断した。自社が出資する食品スーパー、ライフコーポレーションなどと協力して流通連合にも布石を打つ。ローソンは15日、「三菱商事から子会社化の提案があり現在検討中だ」とのコメントを発表した。

最終更新:9月16日(金)9時0分

産経新聞