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米8月CPI、予想上回る上昇 医療・家賃が押し上げ

ロイター 9月16日(金)22時21分配信

[ワシントン 16日 ロイター] - 米労働省が発表した8月の消費者物価指数(CPI)統計は、予想を上回る上昇率となった。家賃や医療費の上昇がガソリン価格の下落を相殺した。インフレ圧力が着実に高まっている兆候を示唆しており、米連邦準備理事会(FRB)の年内利上げを後押しする可能性がある。

MUFGユニオンバンク(ニューヨーク)の首席エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「経済はフル稼働しているとはいえないまでも、思った以上に物価を押し上げていることは確かで、FRBは今後決断を迫られるだろう」と述べた。

CPIは前月比0.2%、前年同月比1.1%それぞれ上昇した。市場予想は前月比0.1%、前年比1.0%の上昇だった。

食品やエネルギーを除くコアCPIは前月比0.3%上昇と、2月以来の大きな伸びとなった。前年比では2.3%上昇、7月の2.2%から上昇率が拡大した。

内訳では、ガソリン価格が0.9%下落。ただ下落幅は前月の4.7%から縮小した。食品は変わらず。

コアCPIの構成要素では、住宅、医療費の上昇が続いた。帰属家賃は0.3%上昇。前月も0.3%上昇していた。

医療は1.0%上昇と、1984年2月以来32年ぶりの大幅な伸びを記録した。診察費は1.7%上昇と2015年10月の以来の大幅な伸び。処方箋薬も1.3%伸びた。医療費の急上昇は、2010年の医療保険制度改革(オバマケア)法成立に伴う保険対象の拡大が要因とみられる。

その他、自動車保険や衣服、たばこは上昇。一方、中古の乗用車・トラックは6カ月連続で下落した。

*内容を追加して再送します。

最終更新:9月17日(土)2時51分

ロイター