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<群馬サファリ>事故から1カ月 安全対策に県「問題なし」

毎日新聞 9月16日(金)19時59分配信

 ◇国の統一基準なく、県が国に基準作成を要望へ

 群馬県富岡市の「群馬サファリパーク」で巡回中の女性従業員がクマに襲われ死亡した事故から16日で1カ月がたった。再発防止のためパークが打ち出した安全対策について、県は9月の現地調査で「問題なし」と判断した。ただ、同種のサファリパークの巡回車の防護策に関しては国の統一基準がないため、国に基準作成を要望する。

 事故が起きたのは8月16日午後1時10分ごろ。パークの「日本ゾーン」で、巡回車に乗っていた女性従業員がツキノワグマに襲われ、左の胸や脇腹をかまれ、死亡した。巡回車の窓には真ん中を横切る形でパイプ(直径約2センチ)が金具で固定されていたが、クマは運転席側のパイプを力ずくで外し、車内に侵入した。

 事故を受けて、パークは巡回車の窓の外側に鉄格子を新たに設置したほか、日本ゾーンと、ライオン、トラの各ゾーンに巡回車を各2台ずつ配置している。パークの矢島久弥お客様本部長は「二度と事故がないように、より一層注意していきたい」と話している。

 県動物愛護センターは、パークが提出した改善報告書に基づき、9月中旬に現地調査し、「事故の原因となった箇所について問題はない」と判断した。今後も定期的に調査するという。

 さらに、巡回車の安全対策について国の統一基準はなく、各サファリパークによってばらばらのため、県は今後、具体的な基準を国に要望していく考え。ただ、環境省自然環境局総務課は「今のところ基準を設ける予定はない。各都道府県の条例で対応できると考えている」としている。【山本有紀、西銘研志郎】

最終更新:9月16日(金)19時59分

毎日新聞

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