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メダルはふるさと東京で=18歳瀬立、リオで財産―カヌー〔パラリンピック〕

時事通信 9月16日(金)16時0分配信

 リオデジャネイロ大会からパラリンピックの正式競技に採用されたカヌーで、日本期待の新星が決勝に進出した。18歳の瀬立モニカ(筑波大)。8人中8位とメダル争いには絡めなかったが、「東京大会に向けての最低ラインをクリアできた」。4年後の大舞台へと胸を高鳴らせた。
 2020年大会のカヌー会場となる東京都江東区の出身。中学2年から部活動でカヌーを始めたが、高校1年の時、体育の授業中の事故で車いす生活になった。ここから新たな夢が生まれる。高校2年の夏、江東区カヌー協会からの誘いで競技を再開。障害者スポーツとしての面白さに引き込まれた。
 車いすになった当初は引け目を感じていたという。「混んでいる電車に乗ると周りに迷惑を掛ける、だとか…。でも今は堂々と生活が送れている。カヌーがあるおかげ」
 欧米の強豪とはまだ実力差があるが、少しでも縮めようと筋力トレーニングに力を入れている。「2月に比べたら腕回りが4センチ以上太くなった。パドルでしっかり水を捉えてこげるようになった」。江東区の協力で練習環境にも恵まれ、日々成長を実感している。
 生まれ育った街でメダルを取ることが一番の目標。「私のメインは20年。そのためのリオだと思っている。決勝の舞台を経験したのはすごく大切だった。東京に向けて練習を始めたい」と闘志をかき立てた。(時事)

最終更新:9月16日(金)16時4分

時事通信