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<日米防衛相>「核の傘」維持確認 対北朝鮮へ同盟強化

毎日新聞 9月16日(金)21時20分配信

 【ワシントン村尾哲】訪米中の稲田朋美防衛相は15日(日本時間16日)、ワシントン近郊の国防総省でカーター米国防長官と初会談し、米国の「核の傘」を含む抑止力の維持を確認した。5回目の核実験を強行した北朝鮮の核ミサイル実戦配備の可能性が高まる中、日米同盟の強化で対抗したい考えだ。初訪米で稲田氏は、米国との連携を強く印象づけようとした。日本周辺の情勢が悪化していることや、米大統領選で同盟国の負担増を求める声があることへの警戒感もあり、稲田氏は会談後、記者団に「日本を取り巻く状況についてカーター氏と認識が一致し、日米同盟の強い絆を確認できた」と強調した。

【手をまっすぐ伸ばして挙手する稲田防衛相】

 両氏は会談で、北朝鮮の核・ミサイル開発を「安全保障上の重大な脅威」とし、緊密に連携して対応することを確認。カーター氏は米国が同盟国を守る枠組みを「今後も維持する」と伝え、稲田氏も支持した。稲田氏は会談後、「現実問題を考えた時に核抑止力は重要だ」と記者団に強調した。

 稲田氏は安全保障関連法に基づく駆け付け警護など「新たな任務の実動訓練を開始した」と説明し、カーター氏は「すばらしい」と歓迎した。昨春改定の日米防衛協力の指針(新ガイドライン)に基づく取り組みを進める方針も確認。防衛省関係者によると、日本・朝鮮半島有事などを想定した日米の共同作戦計画の策定や、平時の共同演習強化が含まれるという。

 中国に関して両氏は、南シナ海問題で懸念を共有し、日米が沿岸国への能力構築支援を連携して進める方針で一致。稲田氏が中国公船による沖縄県・尖閣諸島周辺の領海侵入を「主権侵害で断固受け入れられない」と述べると、カーター氏は尖閣諸島が日米安保条約の適用対象との考えを改めて示した。

最終更新:9月16日(金)23時26分

毎日新聞

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