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大野拓朗が「嫌なヤツ」、テレ東系サスペンス「望郷」で初挑戦

スポーツ報知 9月16日(金)13時3分配信

 俳優の大野拓朗が、テレビ東京系のスペシャルドラマ「望郷」(28日・後9時)に出演することが決まった。同局の局舎移転プロジェクトの一環で放送される、湊かなえさんの同名サスペンス短編集から3編をドラマ化。大野はこれまでのイメージを覆し、主人公を悪魔の顔で追いつめる「嫌なヤツ」に初挑戦する。

 瀬戸内海のとある島を舞台にした短編「雲の糸」で、主人公・ヒロタカの同級生の的場裕也を演じる大野。無理難題をヒロタカに押し付けて追い詰める、見ていて実にイラッとくる嫌な役だ。大野はこれまで、物語の世界観に明るさや温かみを持たせる役どころが多く、最近こそ終戦をテーマにしたドキュメンタリードラマの海軍役で主演したり、来年1月には、初主演ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」が控えるなど、イメージを覆す作品に挑んでいるが、「嫌なヤツ」役は初めて。

 新たな挑戦だが、大野にとって念願の役でオファーがうれしかったという。「役で見てくださる方を裏切る、或いは裏切れる、というのは役者冥利に尽きると思っています。本当の拓朗くんってどんな人なんだろうっていう視点から見てもらえることは、僕の役者としての一番の目標。今まで自分が出会ってきた人たちの、言動・行動・心理を自分なりに改めて分析してみて、いろんな人の要素を含めて“的場裕也”を作り上げてみました」とコメント。いつも役に徹するために、その役柄の家族構成、血液型、正座、学歴といった“履歴書”を作って臨むというが、「僕のイメージと湊先生のイメージが全く一緒だったんです。感激して、それだけでもモチベーションが上がりまくりでした」と明かした。

 的場という男は純粋であるが故に真っ直ぐに突き進み、知らないうちに他人に与えてしまう暴力、そして残酷さを持っていると分析する大野。「どうやってこの純粋さを伝えられるか、考えながら演じていました」と話しており、「誰が見てもとても楽しめる、湊ワールド炸裂な人間ドラマとなりました。一方で湊先生の故郷の島に対する光、温かさを感じます。読後感スッキリします!」と語った。

最終更新:9月16日(金)13時3分

スポーツ報知