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悟空やキムタクも登場!?羽佐間道夫、野沢雅子、山寺宏一が小津安二郎作品を口演

映画ナタリー 9/16(金) 22:58配信

「声優口演ライブ したコメ meets 小津安二郎」と銘打たれた上映企画が本日9月16日、東京・浅草公会堂にて行われた。

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これは、上野と浅草で明日9月17日から19日まで開催される第9回したまちコメディ映画祭in台東の前夜祭イベント。小津安二郎が監督を務めたサイレントコメディ「淑女と髯」にライブで声を当てる上映企画で、声のキャストとして羽佐間道夫、野沢雅子、山寺宏一、土井美加、真殿光昭、たなか久美らが参加した。

上映の前にはトークが実施され、「『声優口演ライブ』の開催は今回で9回目」と口火を切った羽佐間が「今まで我々はチャップリンとかキートンとかロイドとかをやってきたんですが、今回は邦画です。ついに小津安二郎に到達しました」と興奮気味にコメント。イベントの前に小津の監督作「お早よう」を観返したという山寺は「オナラのシーンがよかった。どこかでオナラを入れてやろうと思ってます」と予告する。

チャールズ・チャップリン研究者として知られ、本企画の脚本を書いた大野裕之もトークに登場し、「一緒にチャップリンの『声優口演』をやらせていただいて、いつか日本のサイレント映画でも観てみたいと思っていた。小津家の人々にも(実施を)快く快諾していただけて感無量でございます」と思いを述べる。その言葉に羽佐間は「終わったら小津家からクレームがくるかも」とツッコむと、山寺も「その場合は脚本書いた人の責任になりますよね」とかぶせ、チームワークのよさをのぞかせる。

口演では山寺が主人公の岡島、野沢がヒロインの広子などを演じ、羽佐間がナレーションと執事役を担当。物語の筋はそのままに、山寺が「ちょ、待てよ!」と木村拓哉のモノマネを行い、野沢が「オッス、オッス、オッス」と孫悟空の声を出すなど脚本なのかアドリブなのか判断のつかない演技を披露し、会場を沸かせた。

廊下に立った男女を切り返しで捉えたシーンで「ある批評家は、このシーンに小津監督がアメリカ映画を研究した成果が表れていると述べています」という羽佐間のナレーションが入り、客席からは感心の声が。物語の終盤、自宅で寝ている岡島のもとに広子が訪れるシーンでは、山寺がいびきの中に小さなオナラを忍び込ませる。宣言通りの演技をした山寺は、いびきをかき直し物語の本筋に戻ると見せかけた後、再度オナラをかまし、観客の爆笑をさらった。

上映後のトークで羽佐間が「(山寺の)オナラといびきにゲンナリした」と冗談交じりに述べると、山寺は「2発もさせていただきました」と満足げな表情を見せる。また羽佐間は、ヒロインを演じた野沢に対して「彼女がトップである理由がよくわかる演技」と絶賛。山寺も「可憐な淑女を演じていて、いつもかめはめ波を撃っている人とは思えない」と同調した。

最終更新:9/16(金) 22:58

映画ナタリー