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マー君、防御率トップ浮上も逆転サヨナラ負けで自己新14勝目フイ

スポーツ報知 9月17日(土)6時4分配信

◆Rソックス5―7ヤンキース(15日・ボストン)

 【ボストン=一村順子】ヤンキースが15日(日本時間16日)、首位Rソックスに逆転サヨナラ負けし、7回を4安打1失点と好投した田中将大投手(27)の、自己最多となる14勝目がフイになった。3点リードの9回に守護神ベタンセスがラミレスに中堅越えの逆転サヨナラ3ランを浴び、ポストシーズン進出が遠のいた。なお、田中は防御率を2・97として、ア・リーグ首位に立った。

 悪夢のサヨナラ負けを喫しても、田中は表情を変えなかった。7回1失点で自己最多14勝目の権利を手にしてベンチで戦況を見つめた。だが、守護神ベタンセスがラミレスに逆転3ランを浴びて、白星は逃げ「切り替えてやっていくしかない」と無念さを押し殺した。

 まさかの継投だった。ジラルディ監督は3点リードの9回にクローザーを送らず、1死一塁になったところで投入し「(3連投になるだけに)今日は、できるだけ出したくなかった」と説明。勝てば地区4位は変わらずも、首位のレ軍に3差に詰められた。ワイルドカード争いも3差に後退し、ポストシーズン進出は遠のいた。

 宿敵との4連戦初戦を任されたエースは仕事を全うした。現役引退を決めながら自己ベストに近い活躍をする主砲・オーティズとの対決では、ギアを上げた。初回は二塁打を許したが、3回1死満塁か

らボールになるスライダーでバットの先に当てさせ、左犠飛と最小限の失点に。「あそこで大量点は一番ダメ。オーティズに犠飛を打たれたけれど、ここは切ろうと思って強い気持ちで投げました」。2死三塁の5回にはスライダーで二ゴロに仕留めるなど、好きにさせなかった。

 前回のレイズ戦で今季最多10三振を奪った右腕だったが、この日はスライダー、スプリットなど変化球を低めに集めて21アウト中15本がゴロアウト。メジャー通算74試合目、楽天時代含めてプロ249試合目で初の奪三振0となった。「相手は今年メジャー一番と言っても過言ではない打線。三振は取れなかったけれど、ゴロアウトを取れたので、けがの少ない投球だった」と振り返った。

 投げるごとに良くなる防御率は2・97。リーグただ一人の2点台でトップに立った。しかし、右腕は「シーズンが終わったときに良かったね、となっていれば。試合は(16試合)残ってますし、やっていくだけ」と記録よりも、まだわずかに残るポストシーズン進出を目標に投げ続ける。

最終更新:9月17日(土)6時4分

スポーツ報知

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