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【パラテニス】国枝が男泣きの銅!4大大会で単複40度Vの巨人、ダブルスで雪辱

スポーツ報知 9月17日(土)6時6分配信

◆リオデジャネイロ・パラリンピック ▽車いすテニス男子ダブルス3位決定戦 国枝、斎田組2―0三木、真田組(15日)

 【リオデジャネイロ(ブラジル)15日=細野友司】車いすテニス男子ダブルス3位決定戦で、国枝慎吾(32)=ユニクロ=、斎田悟司(44)=シグマクシス=組が、6―3、6―4で三木拓也(27)=トヨタ自動車=、真田卓(31)=フリー=との日本勢対決を制し、2大会ぶりの銅メダルに輝いた。車いすラグビーの日本は、フランスを57―52で下し、1次リーグ2連勝で準決勝進出を決めた。

 国枝は絶叫し、相棒の斎田とがっちり抱き合った。右手でそっと顔をぬぐう。口をへの字にしてこらえても、みるみる涙があふれた。「シングルスで悔しい思い(準々決勝敗退)をして、この銅メダルで苦しさからも少し救われた。今後の心の支えになるのは間違いない」。4大大会で単複40度Vの巨人が、銅メダルで男泣き。4月の右肘手術により、試合勘が戻り切らない中でつかんだ4大会連続の表彰台は、それほど重かった。

 公式戦では初対戦だが、日頃練習試合で対戦して手の内を知り尽くした日本勢対決。強打で押してくるのは分かっていた。斎田とともに山なりのスピンショットを中心にじっくりと組み立て、ミスを誘った。まるで若手のショット練習に付き合うような老獪(ろうかい)なテニスに翻弄され、相手は59本(国枝、斎田組は22本)もの致命的な凡ミスを重ねた。本来は、国枝も攻撃的なスタイルが持ち味。「実際、ああいう(守備的な)プレーはやりたくないが、パラリンピックは勝つか負けるかが大事と割り切った」。理想を押し殺し、勝利にこだわった。

 初出場の2004年アテネ大会ダブルスで優勝してから12年。培ってきたコンビネーションも勝敗を分けた。「まだまだ若いのにはやられんぞと。念願の金ではないが、手ぶらで帰るかどうかは大きな差」と国枝。斎田も「今回はメダルが欲しかった。ホッとしている」。20年東京大会も、同じペアで頂点を目指す。「4強に日本勢が2ペア残ったことが、全体的な力を示している。東京へさらに伸ばしていければ」と国枝は再出発へうなずいた。(細野 友司)

 ◆国枝、斎田組プロフィール

 ◆国枝 慎吾(くにえだ・しんご)1984年2月21日、千葉・柏市生まれ。32歳。9歳の時、脊髄腫瘍の影響で下半身マヒとなり、車いす生活に。11歳で競技を始める。2004年アテネ大会でパラ初出場し、男子複で金。06年全豪オープン男子複で4大大会初優勝。同年10月、初の世界ランク1位。07年男子単で初の年間グランドスラム。08年北京大会男子単で金、複で銅。12年ロンドン大会男子単で金。173センチ、70キロ。

 ◆斎田 悟司(さいだ・さとし)1972年3月26日、三重・四日市市生まれ。44歳。中学時代に競技を始め、95年全日本選抜で初優勝。96年アトランタ大会からパラ6大会連続出場。国枝とは2004年アテネ大会ダブルスで初優勝し、08年北京大会でも銅メダル。185センチ、72キロ。

最終更新:9月18日(日)1時44分

スポーツ報知

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