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「夕食なしの日がある子供」1・4% 貧困実態 大阪市長肝いり調査

産経新聞 9月16日(金)8時48分配信

 夕食を食べない日がある子供が大阪市内に1・4%いることが15日、市がまとめた子供の生活に関する実態調査の結果で分かった。「子供の貧困」の撲滅をめざす吉村洋文市長肝いりの調査の速報値。学校以外で勉強しない子供の割合が全国平均の2倍以上に上ることも判明。市は今後、専門家らを交えて結果を詳細に分析し、来年度予算案に対策費を計上する方針だ。

 市内では経済的な貧困状態にある世帯の割合が全国に比べて高い傾向があることから、吉村市長が、子供を取り巻く環境を正確に把握、分析する必要があるとして、新設した「こどもの貧困対策推進本部」で6~7月に調査を実施した。

 調査対象は市内の5歳児と市立校の小学5年、中学2年がいる計5万5776世帯。子供(5歳児を除く)と保護者それぞれに生活習慣や収入状況、世帯構成などに関するアンケートに記入してもらい、学校などを通じ77・6%(4万3275世帯)を回収した。

 内閣府によると、子供の貧困の自治体調査としては全国最大規模になる。

 子供への質問では、夕食の頻度は「毎日またはほとんど毎日」が2万7233人(97・7%)と大半だが、それ以外の回数を挙げる子供が387人いた。うち「週2~3回」が50人、「食べない」も18人いた。

 家庭環境との関係性を調べるため、学校以外で1日に勉強する時間を尋ねると「まったくしない」が小5で990人(6・8%)、中2で1813人(13・6%)に上った。全国の抽出調査の平均はそれぞれ3・0%、5・2%で、市は2倍から3倍近く多かった。

最終更新:9月16日(金)9時43分

産経新聞