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環境省、ウナギの生息地守る専門家会合、指針策定、環境アセスに活用

産経新聞 9月16日(金)18時11分配信

 環境省は16日、絶滅が危惧されるニホンウナギが生息しやすい河川環境の保全、回復を検討する有識者会議の初会合を開いた。ウナギが海や川、水田などを行き来しやすくし、生息地を広げるのが狙い。来年3月までに指針を公表し、今後の河川改修の環境影響評価(アセスメント)などに活用する。同省がニホンウナギの保全指針を作るのは初めて。

 会議では平成26~27年度に神奈川県小田原市の酒匂川や茨城、千葉両県境を流れる利根川など全国の6河川で実施したニホンウナギの生態調査結果が報告された。ニホンウナギは 国内では、生息域は青森県の一部を除く本州全域に分布するが、川のせきによって遡上(そじょう)を阻まれ、水田や上流の沼などで姿を消すなど、生息域が狭くなっていることが明らかにされた。

 有識者らは、ウナギ生息地の保全には、落差の大きなせきには魚道を設けるなど、ウナギが河川と田んぼや沼などを行き来するための障害を取り除く必要性を指摘。かくれ場所となる淵の植生や川底など、周辺環境の再生も欠かせないことも確認した。同省は、調査結果のほか、全国で実施されているウナギやほかの淡水魚の保全の取り組み事例を参考に、指針を策定する。

 ニホンウナギは、河川や沿岸環境の変化や乱獲、海流の変化などで個体数が減少しており、国際自然保護連合(IUCN)によって26年に絶滅危惧種に分類され、国際的な漁業規制を求める声も高まっている。

 日本から2500キロ離れた太平洋のグアム沖で産卵し、海流に乗って回遊し、東アジアで成育するため、日本は、中国、韓国、台湾の養殖団体と「持続可能な養鰻同盟(ASEA)」を設立、ワシントン条約会議で規制対象にならないように資源管理を進めている。

最終更新:9月16日(金)18時11分

産経新聞

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