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キラキラ主婦「VERY妻」は、配偶者控除の廃止で幸せになれるのか

BuzzFeed Japan 9月16日(金)10時10分配信

いま、日本の主婦たちに圧倒的な人気を誇る女性ファッション誌「VERY」(光文社)。発行部数は約29万8000部(2016年4~6月、ABC調べ)。ずっしりと重いこの雑誌の愛読者は「VERY妻」と呼ばれている。 【BuzzFeed Japan / 小林明子】

いわゆる「勝ち組」

10月号からは、表紙モデルが女優の井川遙さんから、滝沢眞規子さん(通称・タキマキ)に。

専業主婦だった滝沢さんは、家族で買い物しているところをスカウトされ、読者モデルになった。シンデレラの階段を駆け上がった3児の母だ。

「基盤のある女性は、強く、優しく、美しい。」

そんなキャッチコピーに象徴されるように、妻として母として女性として、人生をポジティブに楽しむ「VERY妻」は、いわゆる「勝ち組」の代名詞ともいえる。 その生活基盤が比較的高い夫の収入に支えられていることは、雑誌に掲載されている広告のブランドなどからも、うかがえる。

「VERY」の創刊は1995年。東京・港区の白金に住む専業主婦を「シロガネーゼ」、趣味のフラワーアレンジメントなどの教室を自宅で開く主婦を「サロネーゼ」と呼ぶなど、主婦たちにアイデンティティーを与え続けてきた。

読者の過半数が「働く主婦」に

その「VERY」が2013年、ついに「働くママの、幸せな時間」という特集を組む。

あくまで「家族が一番、仕事が二番」ではありながらも、「働く主婦」という新路線を打ち出した。VERY編集部が実施した読者アンケートでは、過半数が働いており、その勤務形態は正社員が半数だった。

「VERY妻」に人気の街、東京・世田谷区では、認可保育園の入園希望者がここ5年間で1.4倍になるなど、もはやVERY妻とて、消費ばかりしているわけにはいかなくなったようだ。

「配偶者控除」が廃止される

そして浮上したのが、「配偶者控除」の廃止だ。

自民党の茂木敏充政調会長は9月14日のインタビューで、「配偶者控除」を見直し、代わりに早ければ2018年1月にも「夫婦控除」の導入を検討していると明らかにした。

現在の「配偶者控除」は、妻の年収が103万円以下なら、夫の課税所得から38万円を差し引くことで減税ができるというもの。専業主婦世帯が優遇されるため、パート・アルバイトの主婦は年収を抑えるために働き方を調整することもあった。

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最終更新:9月16日(金)10時10分

BuzzFeed Japan