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LGBT人権運動の歴史 ニューヨークのある一軒のバーから始まった

AbemaTIMES 9月16日(金)11時51分配信

今年6月末、アメリカ・ニューヨークで46回目となるLGBTなどのセクシャルマイノリティへの理解を深めるイベントが行われ、史上最多となる200万人が参加した。
今年はフロリダ州オークランドの同性愛者が多く集まるナイトクラブで起きた銃乱射テロ事件を受け追悼の意を込め、長年LGBT支援を掲げる大統領候補ヒラリークリントン氏やニューヨーク市長のデブラシオ氏も行進したという。

世界中で行われるLGBT人権運動である「プライドパレード」の起源はニューヨークにある「ストーンウォール・イン」という一件のバーにある。1969年当時、同性愛者に対する社会的偏見は根強く、ゲイバーを警察が摘発するのは日常的な光景だった。
そのような状況の中でゲイたちの逃げ場所になっていたのが「ストーンウォール・イン」だった。1969年6月、警察の摘発に対し、「ストーンウォール・イン」にいたゲイたちが反撃するという事件が起きた。

「差別に我慢ができない」と立ち上がった人々は警察にものを投げ、警察もバリゲードを作って攻防。その後さらに人が集まり、昼夜を通じる暴動となった。これが「ストーンウォールの反乱」と呼ばれる事件だ。 これがLGBT権利向上運動の始まりだった。「ストーンウォールの反乱」以後、アメリカではLGBT人権運動が活発化し、今年6月にはオバマ大統領が「ストーンウォール・イン」とその周辺を「ナショナルモニュメント(国定史跡)」として、自由の女神やグランドキャニオンと同様の文化遺産として指定するまでに至った。

一方で完全にLGBTへの理解が進んだというわけではない。LGBT歴史専門家のケン・ラストベーダー氏は、アメリカの現在のLGBTの状況を聞かれ、「それは複雑な問題だ」と断ったうえで、「金銭的な面から言えば、NYのLGBTの人々はたくさんの権利を得ている。だが一方で同性愛を嫌悪することもこの国に蔓延っている。カミングアウトして、ゲイとしてのプライドを持てる人と、未だゲイであることを隠しながら生きている人たちの間のバランスの違いが非常に大きい」と語った。

最終更新:9月16日(金)11時51分

AbemaTIMES

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