ここから本文です

にぎやかに中尾くんち 獅子浮立など奉納 五穀豊穣を祈願

長崎新聞 9月16日(金)9時25分配信

 長崎市田中町の中尾地区で15日、神社などで地域の伝統芸能を披露する郷(さと)くんちの一つ「中尾くんち」があった。住民や子どもたちが「中尾獅子浮立」などを奉納し、五穀豊穣(ほうじょう)をにぎやかに祈った。

 中尾くんちは毎年9月15日に開催。地区の若者らが太鼓や笛の音色に合わせて獅子を操る「中尾獅子浮立」は200年以上の歴史があり、市の無形民俗文化財に指定されている。

 住民らはシャギリを響かせながら地区内を練り歩き、大山神社など地区内の8カ所で奉納。農作物を荒らす獣を獅子が追い払う様子を描いたとされる獅子浮立では、子獅子と親獅子が五色の毛を振り乱しながら登場。2人一組の獅子方が肩車をしてボタンの花を食べる様子を演じると盛大な拍手が送られた。2歳~小学2年の子どもたち11人による愛らしい「唐子踊(からこおどり)」も観衆の笑顔を誘った。

 同市現川町の八島澄子さん(52)は「子どものころから見続けている祭り。毎年心が躍る」と感想。中尾自治会の松尾七郎治会長(72)は「現在まで中尾くんちを残し続けた先輩に感謝し、後継者を一人でも多く生み出したい」と話した。

長崎新聞社

最終更新:9月16日(金)9時25分

長崎新聞