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「破産、怒りの矛先が馬に」 北海道・新冠の競走馬射殺事件

北海道新聞 9月16日(金)16時6分配信

元経営者、初公判で起訴内容認める

 【浦河】日高管内新冠(にいかっぷ)町の軽種馬牧場「競優(けいゆう)牧場」で2月末、競走馬2頭を射殺したとして、銃刀法違反(用途外発射)と動物愛護法違反(愛護動物の殺傷)などの罪に問われた同牧場元経営者の無職榊明彦被告(60)=新冠町朝日=の初公判が16日、札幌地裁浦河支部(大川恭平裁判官)で開かれ、榊被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は懲役1年を求刑し、即日結審した。判決は10月7日。

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 冒頭陳述で検察側は「被告は10年ほど前から牧場経営の資金繰りに困り、3年ぐらい前からいずれ倒産すると考えていた。2月に破産手続き開始の書類が届き、酒を飲みながら読み返しているうち、怒りの矛先が馬に向かった」と述べた。

 起訴状によると、榊被告は2月27日午後9時半ごろから10時半ごろの間、牧場敷地内で、有害鳥獣駆除などのため所持していたライフル銃で飼育する競走馬2頭を射殺したとしている。

北海道新聞

最終更新:9月16日(金)16時41分

北海道新聞