ここから本文です

「シン・ゴジラ」「君の名は。」 大ヒットのワケ  SNS時代の“新たなヒット作のあり方”を提示

AbemaTIMES 9/16(金) 12:08配信

いま邦画が熱い。
「シン・ゴジラ」は7月29日の公開から9月11日までのおよそ1ヶ月半で観客動員数450万人、興行収入65億円を超え、大ヒット作品となった。豪華な出演陣もさることながら、一番話題になったのは、「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズを手掛けた庵野秀明氏が総監督を務めたことだろう。7月19日に行われた「シン・ゴジラ」完成報告会見で庵野総監督は「少しでもご満足いただけるものになればと頑張ってやりました」と作品に対する思いを語った。

注目を集めている作品は「シン・ゴジラ」だけではない。先月26日から公開された「君の名は。」も破竹の勢いだ。同作品は先月26日に公開され、9月11日までの間で観客動員数480万人、興行収入62億円を超えた。神木隆之介、上白石萌歌、長澤まさみなど人気俳優が声優を務めたことでも話題になった。

「この映画が”自分のための1本だった”と1人でも多くの人に思ってもらえるんだったらつくった甲斐があるなと思います」同作品の監督を務めた新海誠監督は7月7日に行われた「君の名は。」完成披露試写会でそう語った。

2作品とも公開されてから短期間で、今年これまでに公開された日本映画の記録を塗り替えた。この2作品の大ヒットの背景にはSNSの存在が大きい。2作品の公開日のツイート数を見てみると、「シン・ゴジラ」は19万件、公開4日目には1日で25万件を越すツイート数を記録した。一方、「君の名は。」は公開日から38万件、公開から1週間で1日に40万件近くのツイート数を叩き出した。

デジタルハリウッド大学大学院教授の吉村毅氏はSNSの発展により映画のヒットの流れが変わってきていると分析する。2000年代前半までの映画は、最初に宣伝費を投入し、徐々に動員数が減少していくという流れだったが、SNS時代では口コミによって動員数が尻上がりに増加していく。だからこそ映画の完成度が、ヒットに直結するのだという。

いま求められているのは、完成度や質の高さはもちろん、「シェアして語りたくなる」ということも重要要素だ。2016年の邦画2作品の大ヒットは“新たなヒット作のあり方”を提示したのかもしれない。

最終更新:9/16(金) 12:08

AbemaTIMES