ここから本文です

ゲームができないお母さんとポケモンGOの2カ月

BuzzFeed Japan 9月16日(金)16時20分配信

実家に帰省したら、母親が熱心なポケモントレーナーになっていた。

ポケモンGOリリースからもうすぐ2カ月。

【写真特集】世界各地でポケモンGOをやる人たち

直後のあの熱狂はずいぶん前に感じるし、もう飽きたという人も多いかもしれないけど、うちのお母さんは全然飽きてなんかなくて、あの日からこれまでずっと、ものすごく楽しそうだ。

【BuzzFeed Japan / 山崎春奈】

「いま一番強いのはねー、ナッシー」「見て見て、これが初めてジムリーダーになった時、ギャラドスで」

「そうだあの角にスーパーあるじゃん? あそこレアポケモンいっぱい出るからついでに寄ってきたらいいよ」「……待って、今近くに知らないのがいる!ちょっと外行ってくる!」

……完全にポケモントレーナーだ。

わたしより全然すごい。まだレベル15だよって言ったら「え、弱いじゃん」と真顔で返された。

レベルは23(翌日24になっていた)、図鑑は現在92匹、一番強いポケモンはナッシー(CP1867)。

コイキングを乱獲して何匹もギャラドスを生み出している。苦手なはずのカタカナ用語もいつのまにかたくさん覚えている。モバイルバッテリーを持ち歩くようになっている。

すごい。世界、回りすぎてる。

あれだけ「スマホよくわからない」と言ってたのに、ポケモンに引っ張られてデジタル化してる。

最近ほんとにポケモンばっかやってるからね、って父親に笑われてるのも衝撃だった。

わたしと弟がゲームに没頭するのを咎める側だったじゃないか。そんなにポケモンの名前覚えられるんなら九九を全部覚えるなんて楽勝でしょ、と目くじら立ててたじゃないか!

マリオもぷよぷよもできなかったけど

父によると、リリースしてすぐはテレビの報道を見ながら「これ何が楽しいのかな?」「歩きスマホ危ないじゃんね」とぶつくさ言っていたらしい。

ポケストップって何? どういうルールなの? とニュースを見ながらいろいろ質問されてめんどくさいから、まぁ1回自分で触ってみたら? と何の気なしに言った。

ゲームなんて1つも入ってない母のスカスカのiPhoneにインストールして、ユーザーネームまで勝手に決めてセットアップしてあげた、のが始まりだったという。

ゲームを開いて最初の1匹をフシギダネに決めて(「ピカチュウにできる裏ワザ知ってたら絶対ピカチュウにしたのに!お父さんが教えてくれなかった」)最初のポケモンに遭遇して、ボールを投げて、捕まえる。うれしかったらしい。

「うまく捕まると、ボールに入ったあとに『やったー!』って出るでしょ。あれがうれしい。やったー! ってなる」

「マリオとかゼルダとかぷよぷよとか、母さんがやってみても、まずうまく走れないしジャンプもできないし、ブロックの落ちるスピードについていけなかったもん。だからゲームはできないものって思ってたんだよね」

「でも、ポケモンGOはできたんだよ。歩いてたらポケモンが出てきて、ボールをまっすぐ飛ばせばいいでしょ。だからこれが、初めてできたゲーム」

近所の仲良しの友達も巻き込んで、今日はピッピを捕まえたとか、あそこにサイホーンが出たとか、毎日LINEで報告したりスマホを見せっこしたりしてるらしい。

何それ。小学生の頃のわたしじゃん。ゲームボーイがスマホになっただけじゃん。

1/2ページ

最終更新:9月16日(金)16時47分

BuzzFeed Japan

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。