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【MLB】米国で上がり続ける大谷翔平の“価値” 田中将大の契約額を「上回る可能性」

Full-Count 9月16日(金)9時21分配信

164キロ記録の二刀流を米メディア特集、「メジャー契約を結んでいない選手としては世界一」

 投打で圧巻の活躍を続ける日本ハム・大谷翔平投手の“価値”は、海の向こうで上がり続けているようだ。14日のオリックス戦で自身の日本最速記録を更新する164キロをマークした二刀流右腕について、米CBSスポーツ(電子版)は「ショウヘイ・オオタニが自身の記録を破り、日本史上最速のボールを投げた」と題した特集記事を掲載。その中で、大谷がメジャー挑戦に踏み切る際には、田中将大投手が2013年オフにヤンキースと結んだ7年総額1億5500万ドル(約158億円)を上回る超大型契約になる可能性が高いと報じている。

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 記事ではまず、大谷がすでにメジャー球団から最も大きな注目を集める選手となっていることを紹介。「そう遠くはない時点で、もしかすると今オフ、日本ハム・ファイターズのショウヘイ・オオタニを取り巻く入札戦争が起こるかもしれない。大リーグの球団は、彼がポスティングにかかる日を指折り待ち望んでいる」。今シーズン終了後にもMLB移籍に踏み切ってほしいと願っているチームは少なくないようだ。

 その理由はもちろん、その能力がずば抜けているから。大谷は高校時代からメジャー球団の注目を集めてきた。日本ハムでのプレーを決断後もスカウトから熱視線を浴びており、その中で常識を覆す活躍を続けている。今年2月に米アリゾナ州で春季キャンプを行った際にはメジャー球団の関係者が集結し、“生大谷”に興奮の声を上げた。

「(メジャー球団が大谷を待ち望んでいるのは)なぜか? それは22歳のオオタニがメジャー契約を結んでいない選手としては世界一の存在だからだ。火曜日、右腕は自身の日本最速記録を更新する164キロ(約101.9マイル)を投じた」

「タナカよりも若く、球威に勝るオオタニにはその金額を上回る可能性がある」

 昨季は15勝5敗、防御率2.24、196奪三振と投手として圧巻の成績を残した一方で、打者では打率.202、5本塁打、17打点に終わった。しかし、今季は打率.322、22本塁打、61打点をマーク。投手では、右手中指のマメを潰してマウンドから遠ざかったこともあり、19試合登板で8勝4敗、防御率2.12となっているものの、6月12日の阪神戦では31球が160キロ超を記録するなど、「世界一」の能力に疑いの余地はない。7月3日のソフトバンク戦では「1番・投手」で先発し、初球を先頭打者弾とする離れ業も演じた。

 記事では「彼は日本球界において投打両方で最も優れた選手の一人なのだ。クレイジー」と評価した上で「オオタニは打者としてよりも、投手として優れていると考えられている。どちらか片方をそつなくことなすことも十分にハードルの高いことだ。大金を投じてまで、彼に投打両方を任せることは決して必要なことではない。ただ、誰かが挑戦する価値はある」と二刀流起用にも肯定的な見方を示す。

 大谷が将来的にメジャー挑戦に踏み切る可能性は高いと見られている。メジャー球団にとって問題となるのは、獲得にどれだけの資金が必要になるかということだろう。その額は、渡米前年の2013年に24勝無敗1セーブ、防御率1.27という現実離れした成績を残し、楽天を初の日本一に導いた田中とヤンキースが結んだ契約をも上回ると、特集では予想している。

「オオタニ獲得へのコストは? マサヒロ・タナカは現行のポスティングシステムで7年1億5500万ドルという契約であった。タナカよりも若く、球威に勝るオオタニにはその金額を上回る可能性があるということだ。また、タナカが3年前に契約をしてから年俸の相場も上向いている」

 漫画でも描かれないような衝撃的な活躍を続ける大谷。投打ともにまだまだ成長の余地を残すと言われる二刀流右腕の価値は、メジャー挑戦までさらに上がることになりそうだ。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:9月16日(金)9時38分

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