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【MLB】終盤戦で光る田中将大の存在感 NY紙も称賛「彼がいなければヤ軍は終戦」

Full-Count 9月16日(金)21時36分配信

PO進出へ痛い1敗も…田中への賛辞やまず「スプリットは野球界で最も破壊的」

 ヤンキースは16日(日本時間17日)のレッドソックス戦で田中将大投手が7回1失点と好投しながら、救援陣が崩れて5-7で痛恨の逆転サヨナラ負け。プレーオフ(PO)進出に向けても痛い1敗となった。ただ、この試合でもエースとしての役割を果たした日本人右腕への評価は高く、ニューヨークの地元紙は「彼がいなければヤンキースは終戦」と伝えている。

際立つ敗戦数の少なさ…田中将大のNPB・MLB通算成績一覧

 この試合、ヤンキースは田中が4点のリードを守って降板しながら、最後はベタンセスがサヨナラ3ランを浴びて逆転負け。8月7日のインディアンス戦から自身6連勝中とシーズン終盤で力を見せつけている田中の自己最多14勝目も消えた。

 ただ、地元紙「ニューヨーク・タイムズ」ではプレーオフ進出争いに踏みとどまるヤンキースにおいて、田中が「原動力となってきた」と指摘。抜群の実績を誇る同僚のCC・サバシアが「1年の中で今が勝負どころということだと思う。驚くことではない。毎年この時期になると彼は調子が上向く。これは良い投手に見られる傾向なんだ。シーズンが進むにつれて調子が上がってきて、良い感触が得られる」と現エースの田中を絶賛したことも紹介している。

 さらに、記事では田中の決め球であるスプリットが「野球界におけるもっとも破壊的な武器として認知されている」と指摘。渡米1年目からメジャーの猛者を抑え込んできた“宝刀”は錆びついておらず、「なぜ対戦打者がストライクゾーン外のボール(36.3%)をスイングしてしまうかということの説明にもなるだろう」としている。この36.3%という数字は、MLBで最も高い数字だという。

新人捕手との関係も良好、地元紙「タナカはヤンキースが待ち望んでいた存在」

 また、好調のもう1つの要因として複数の米メディアが指摘しているのが、新女房役の存在だ。田中はこの試合も含めて7試合連続のルーキー捕手のサンチェスとコンビを組んでおり、1度も敗戦投手になっていない。ベンチコーチのトニー・ペーニャ氏も2人の相性の良さに手応えを示しているという。同コーチは「ニューヨーク・タイムズ」の取材に対して、以下のようにコメントしている。

「タナカは彼を信頼してるね。捕手と投手というものは同じ見解を持っていないといけないが、彼らはそれが出来ているように見受けられる。サンチェスは全体的に見てとてもよくやっているし、様々な試合展開を通じて成長している」

 田中は1年目の2014年は開幕から圧倒的な投球を続けながら、右肘靭帯部分断裂で長期離脱。昨季もその他の負傷などでシーズンを通じて稼働することはできず、2シーズン連続で規定投球回に到達することはできなかった。ただ、今季は先発ローテを飛ばすことなく、193回2/3と大台の200イニング到達が目前。エースとして文句のつけようがないパフォーマンスを見せており、記事では「今のタナカはベストの状態と言える」と絶賛している。

「ヤンキースが待ち望んでいた、頑丈で信頼感に溢れ、28歳以下、なおかつ2020年まで契約が残っている(来季後に彼がオプトアウトしなければ)存在だ。彼がいなかったならば、ヤンキースは終戦となるであろう」

 来季終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してフリーエージェントとなることもできる田中だが、ヤンキースにとっては必要不可欠な存在。チームは、残留を強く願うことになるだろう。ただ、まずはエースが今季のプレーオフ進出に導いてくれるとファンは信じているはずだ。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:9月16日(金)23時48分

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