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蓮舫民進党、市民から期待と注文 神奈川県内

カナロコ by 神奈川新聞 9月16日(金)8時3分配信

 15日の代表選で誕生した蓮舫民進党。野党第1党として低調な支持率が続く党勢をどう盛り返し、政権交代への道筋を描いていくのか。新代表への期待と注文が相次いだ。

 葉山町の主婦(57)は「女性として、母として、これまでとは違う視点で政治を行ってくれるのでは」と期待を寄せる。

 福島県富岡町出身。東京電力福島第1原発事故による避難生活は5年半を過ぎた。経済優先の政治により原発は再稼働し、「被災者の声はかき消され、原発事故の記憶が人々から消されようとしている」と感じる。「被災者の中には、子どもの健康に不安を感じ自主避難している母親もたくさんいる。双子の母でもある蓮舫さんには、子どもを守りたいという母親の気持ちをくんでほしい」

 今年7月の参院選では福島選挙区で野党統一候補に投票した。結果は自民党の現職閣僚が落選し、民進党現職が当選した。「これが福島県民の民意。これまで通り、臆せず政府・与党にものを言ってほしい」

 7月の参院選で野党共闘を呼び掛けた湘南地域の市民勝手連「@湘南市民連絡会」の共同代表(54)は「持ち味の歯切れの良さで有権者の代弁者になり、安倍政権に代わる政治を実現してほしい」と望む。

 そのためには次期衆院選でより一層の野党共闘が欠かせないと考える。参院選の得票を衆院選の県内18選挙区に当てはめると野党票は全選挙区で与党票を下回っていたからだ。

 代表選では蓮舫氏を含めた3候補者はそろって野党共闘に距離を置くような発言をしていただけに「期待感を高めるためにも小選挙区で野党統一候補を早急に擁立するべき。野党に失望している市民の目が政治から離れていかないよう努力してほしい」と注文を付けた。

 同じく野党共闘を呼びかけてきた「市民連合」のメンバーの大学院生(25)は「政策論争がなされず、内向きの議論に終始したことは残念としか言いようがない」と党のありように苦言を呈した。

 公職選挙法に規定がないにもかかわらず蓮舫氏の国籍を疑問視し、問題とみなす向きが党内にも広がったことに「明確な法的根拠もなく個人のアイデンティティーを攻撃している。代表選のやり直しを提案する一部議員の行動は党の支持者だけでなく、野党共闘に応えて投票した有権者の期待や信頼を裏切ることではないか」。党内のとりまとめを含め厳しい船出も予想されるが「強いリーダーシップの下、国民と共に進む政党を目指してほしい」とエールを送った。

最終更新:9月16日(金)8時3分

カナロコ by 神奈川新聞