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職員1割PTSDか 津久井やまゆり園

カナロコ by 神奈川新聞 9/16(金) 16:38配信

 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」の殺傷事件に関して県は15日、事件のショックによる心的外傷後ストレス障害(PTSD)とみられる症状が、同園職員の約1割にみられるとの報告を医師から受けたことを明らかにした。園施設の建て替えについては、来週にも正式に決定する。同日開かれた事件再発防止対策・再生本部会議後に県が明らかにした。

 県によると、8月初旬から医師らによる施設職員に対する心のケアを始め、これまでに約160人のうち130人のカウンセリングを実施した。県は今後も医療機関と連携し、中長期的にケアを続けていく。

 園の指定管理者「かながわ共同会」と入所者の家族会から要望が出ている園施設の建て替えについて、佐久間信哉保健福祉局長は「そういう方向で収斂(しゅうれん)しつつある。ただ決定までには課題の整理が必要」と述べた。事業費の規模は50~100億円を見込む。

 大きな課題の一つは、建て替え期間中の入所者の移動先の確保。現在園に入所する約60人と、8月末に県内の別施設に移動した約30人との合計で、約90人が同じ場所で生活できる環境整備を検討している。移動先への共同会職員の配置など円滑な運営が可能かどうかも調整中。

 県は亡くなった19人の送る会の主催を検討してきたが、見送りを決定した。遺族の意向を確認したところ、大半が「できるだけささやかに、静かに、内輪でやりたいということだった」(佐久間局長)。共同会と家族会によるお別れ会は今後開かれる見通し。

最終更新:9/16(金) 16:38

カナロコ by 神奈川新聞