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鎌倉の生活保護費盗難問題 職員の現金持ち帰りが判明

カナロコ by 神奈川新聞 9月16日(金)16時58分配信

 鎌倉市役所で保管されていた生活保護費が盗まれた問題に絡み、市は15日、50代の男性職員が受給者から預かった現金3万8千円を自宅に持ち帰っていたと発表した。盗難で失われた2010年7月~15年3月の計5人分の保護費約265万円とは別のもので、市の調査で判明した。

 市健康福祉部によると、受給者が臨時収入を得た場合、保護費の一部を市に返還することになっている。職員は昨年度、担当していた受給者が転居する際に得た敷金を、毎月の保護費支給日に5千円ずつ預かっていた。

 本来は市の会計に戻す規定だが、職員は計3万8千円を「手帳にはさんで自宅に持ち帰った」と話し、現金はすでに市に返還しているという。

 市はこの職員を、受給者1人の5カ月分の領収書に受給者の名前を記入し押印したとして、すでに有印私文書偽造の疑いで県警に告発している。市は考査委員会を開いて職員の処分を検討するとともに、本年度中に内部調査を終えて最終報告をまとめる方針。

最終更新:9月16日(金)16時58分

カナロコ by 神奈川新聞