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ホルダー通じ高齢者身元確認 10月から運用 港南区

カナロコ by 神奈川新聞 9月16日(金)17時22分配信

 横浜市港南区内の全9カ所の地域ケアプラザが10月から、緊急時に高齢者の身元が確認できる「ひまわりホルダー」の運用を開始する。事前にケアプラザに個人情報を登録しておく仕組みで、「港南中央」が2014年度に始めた取り組みを区内全域に拡大する。同様の仕組みは中区がすでに始めており、担当者は「いざという時の備えが必要。地域で見守り、支え合う仕組みの一つにしていきたい」と話している。

 港南区福祉保健課によると、区内在住の65歳以上が対象。外出先で突然倒れたり急に帰り道を思い出せなくなったりした場合に、ホルダーを見て連絡してきた病院や警察などに対し、ケアプラザが事前に登録された情報を提供する。

 登録できる情報は名前や住所、電話番号、生年月日、緊急連絡先、かかりつけ医療機関、既往歴、内服薬、アレルギーや認知症の有無などで、ホルダー代300円が必要。住所地を管轄するケアプラザで本人または家族が申し込める。

 区の花であるひまわりが描かれたホルダーには、「私の身元が分からない時はここに連絡してください」という一文とともに登録先のケアプラザを記載。個人情報は表示しない。

 先行して実施した港南中央では、これまでに547人が登録。区外でタクシーに乗った際に自宅住所が思い出せず運転手が連絡してきたケースや、買い物に出掛けた際に坂道で転んでけがをし、通りかかった人からの連絡でケアプラザが救急車を呼ぶなど、14年度3件、15年度5件の活用事例があったという。

 ホルダーに関する問い合わせは、同課事業企画担当電話045(847)8441。

最終更新:9月16日(金)17時22分

カナロコ by 神奈川新聞