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トルコ軍艦遭難126年の式典

紀伊民報 9月16日(金)17時0分配信

 1890年9月16日に和歌山県串本町樫野崎沖で遭難したトルコ軍艦エルトゥールル号の乗組員を追悼する式典が16日、同町樫野のエ号遭難慰霊碑前で執り行われた。町や地元樫野区の関係者、駐日トルコ大使館のデハ・エルペッキ公使参事官(49)ら約100人が参列し、殉難将士に哀悼の意を表した。

 田嶋勝正町長は「今から126年前の今日、祖国の繁栄を願い、最愛の家族を案じながら、この異国の地で心ならずも命を落とされた将士たちの無念の思いを察すると、深い悲しみが胸に迫る。串本町民は、勇敢な将士が命を賭して果たされた使命を引き継ぎ、トルコにとって串本町が常に心の隣人であり続けるよう『日ト友好の町づくり』を推進し、両国友好関係の深化にこれからも尽くすことを誓います」と式辞。

 来賓のエルペッキ公使参事官は「エ号遭難は悲劇であると同時に、両国民の友情の発端となった。串本の皆さまが差し伸べてくださった助けの手は、お互いのことを全く知らない人たちの間に真の友情が芽生えることが可能だと証明した。両国の友好の先駆者であり、守護神であるわが殉難将士のご冥福を祈る」と追悼の辞を述べた。

最終更新:9月16日(金)17時0分

紀伊民報