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生活習慣改善に一役/弘前大や花王、事業所用食事プログラム

Web東奥 9月16日(金)11時33分配信

 短命県返上を願い、弘前大学(青森県)と花王(本社・東京)、給食業務などを手掛ける栄研(青森県弘前市)が連携して取り組んでいた事業所向け健康増進活動「花王食事プログラム」の結果発表会が13日、プログラムに参加している同市の青森銀行弘前支店で行われた。弘大大学院医学研究科社会医学講座の高橋一平准教授が「行員の肥満・血圧・脂質代謝異常が改善するなどの効果を上げた」とし、プログラムが生活習慣改善の契機となったことを報告した。
 プログラムは、昨年12月から3カ月にわたり同行など3社の働き盛りの社会人を対象に行い、同行では46人が参加した。花王が栄養バランスなどに配慮して考案し栄研が製造した「スマート和食弁当」を昼食に採用し、1カ月ごとに内臓脂肪測定や食事指導を実施した。プログラム開始時の昨年12月と終了時の今年3月に健康診断を行い、弘大と花王が成果を分析してまとめた。
 高橋准教授は「炭水化物と脂質の摂取量が減り、タンパク質の摂取量が増え、栄養バランスの適正化が体重減少を促した」と述べた。スマート和食弁当の摂取量と体重減少に関連は見られなかったが「弁当を多く食べたから健康になるのではなく、弁当が自分にとって必要な野菜や塩分の基準となり、普段の食習慣を見直す機会になったと考えられる」とした。
 報告会に出席した津軽和徳支店の畠山奨太さんは「内臓脂肪などの数値はあまり変わらなかったが、意識の変化は大きい。健康を考える良いきっかけになり、運動量も増えた」と話していた。

東奥日報社

最終更新:9月16日(金)11時33分

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