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ガス管 水につかり劣化?/15年・黒石の小学校爆発事故

Web東奥 9月16日(金)11時34分配信

 2015年9月に青森県黒石市の六郷小学校給食調理室で起きた爆発事故で、事故に先立つ13~14年、調理室床下の地下空間に水がたまり、LPガスの配管も水につかるトラブルが相次いでいたことが15日、複数の関係者への取材で分かった。地下の排水管の破損などが原因。青森県警と黒石署は、ガス配管が水につかって劣化した可能性を視野に入れて、慎重に調べを続けている。
 捜査関係者によると県警は爆発の原因について、調理室や床下に設備があるLPガスが有力とみて捜査を続けている。LPガスの配管は鉄製で、水や湿気に長期間さらされれば腐食が生じる可能性があるため、爆発事故との因果関係の有無についても調べる。
 関係者の話を総合すると13年12月ごろ、ある業者が床下で設備点検しようと地下につながるふたを開けた際、地下空間に大量の水がたまっていることが分かった。排水作業を行ったが、14年10月ごろに再び水がたまった。
 一連のトラブルにより、地下のガス配管が一定期間、水につかった可能性が高く、地下空間は排水後も湿気の多い状態が続いていた可能性があるという。
 黒石市教委は取材に、トラブルは13、14年に2度起きたことを把握していると説明。このうち14年10月は床下にある排水管の接続部分が破損して漏水が起きたことが原因とした。
 事故は小バエの駆除に当たろうとした作業員男性が、調理室の点検口から床下に入り込み、くん煙式の殺虫剤から煙を出そうと擦って着火した際、爆発が起きた。臨時給食員の女性=当時(55)=が死亡し、児童4人を含む7人が負傷した。18日で発生から1年となる。

東奥日報社

最終更新:9月16日(金)11時34分

Web東奥