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鉄路一部不通の北海道から貨物船到着/八戸港

Web東奥 9月16日(金)20時3分配信

 台風10号に伴う豪雨により北海道内で鉄道貨物に影響が出ていることを受け、JR貨物(東京)が鉄道コンテナの海上輸送を行うために八戸港-釧路港間にチャーターした貨物船の第1便が16日、八戸港に到着した。同間の海上輸送は当面続く見通しで、同社は道内でトラック代行輸送も活用するなどして、道東地域の物流の滞り解消を目指す。
 第1便は釧路港を15日夕に出港し、16日午前9時20分に八戸港に入港。同港八太郎1号埠頭(ふとう)G岸壁で、八戸港湾運送(八戸市)の陸上クレーン1台がコンテナの荷揚げ作業を行ったほか、フォークリフト3台がトッラクへの積み込み作業を行った。その後、トラック計13台が同港-八戸貨物駅(同市長苗代)間をピストン輸送した。
 JR貨物によると貨物船には5トンコンテナ(12フィートコンテナ)80個を積み、主に北海道産の砂糖やデンプンなどの農産物を運んだ。同社は2隻の貨物船をチャーターし、今後、八戸港-釧路港間で1日1往復、鉄道コンテナを海上輸送する。道東地域と札幌方面を結ぶ根室線一部区間などで不通解消の見通しが立っていない。
 JR貨物広報室の担当者は「いろいろな選択肢を最大限利用して低下している輸送力を補いたい。今後、荷主の農家などとも調整し、足りないなら、さらに(海上輸送を)増やしていきたい」と述べた。
 荷役作業を行った八戸港湾運送の福山務常務取締役は「東日本大震災で被災した八戸港も支援を受けた。当時の恩返しをできれば」と話した。

東奥日報社

最終更新:9月17日(土)8時40分

Web東奥