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欧州の一部当局者、バーゼル委の銀行資本規制改革に難色-関係者

Bloomberg 9月16日(金)6時45分配信

ドイツとイタリアを含む欧州の当局はここ1週間に開かれた2回の会合でバーゼル銀行監督委員会に対し、銀行による与信や市場、オペレーションのリスク評価方法の見直し案を縮小し実施スピードを落とす必要性があるとの見解を示した。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

協議は部外秘だとして、関係者が匿名を条件に話したところによれば、同案を承認しない考えを示す欧州当局者もいたという。世界の金融システム上最も重要な銀行の半数近くが本拠を置く欧州連合(EU)がバーゼル委のルール実施に応じなければ、世界の監督当局の信頼性を損ない、銀行業界の分裂にもつながりかねない。

バーゼル委は金融危機後の銀行資本規制の新たな枠組み「バーゼル3」に関する作業を年内に完了させようと急いでおり、その過程で資本要件を著しく引き上げないよう指示が出されている。バーゼル委での議論は、日本やドイツの銀行当局がより厳格な基準を推進する米国と対立する構図となっている。

銀行業界はリスク評価ルールの見直しや、銀行による独自のリスク計算モデル使用を制限する提案は、資本要件厳格化の悪循環を招きかねないと指摘している。当局者らはこうした意見に耳を傾けており、ドイツのショイブレ財務相は先週、バーゼル委に対し、資本基準の全体的な引き上げを最低限に抑えるだけでなく、欧州など「特定の地域に特に悪影響が及ぶ」ことのないルール設定を確実にするよう求めた。

バーゼル委とドイツ連銀の広報担当者はコメントを控えた。

原題:Europe Said to Threaten Revolt Over Bank Capital-Rule Overhaul(抜粋)

第3段落i以降を追加して更新します.

Alessandra Migliaccio, Boris Groendahl

最終更新:9月16日(金)8時40分

Bloomberg