ここから本文です

米リップルの決済ネットワーク、みずほFGなどが新たに参加

Bloomberg 9月16日(金)10時16分配信

国境を越える資金移動を容易にする技術の開発を手掛ける米ベンチャー企業のリップルは15日、2回目の資金調達で5500万ドル(約56億円)を集めたと発表した。同社の決済ネットワークにスタンダードチャータードやモントリオール銀行、みずほフィナンシャルグループなどが新たに加わったことも明らかにした。

サンフランシスコを本拠地とするリップルは、非常に大きな目標を掲げている。ウォール街の各企業が開発中のさまざまなブロックチェーンをつなぎ、現在は数日あるいは数週間を要する海外送金を数分間で行えるようにすることだ。世界では年間155兆ドルの資金が国境を越えて移動している。

新たにリップルのネットワークに加わったその他の銀行は、ナショナルオーストラリア銀行、タイのサイアム商業銀行、中国の上海華瑞銀行。

リップルのクリス・ラーセン最高経営責任者(CEO)はインタビューで、「われわれはアジアで起きていることについて特にエキサイトしている」と語った。

今回の5500万ドルの調達では、スタンダードチャータードやアクセンチュア・ベンチャーズ、サイアム商業銀行のベンチャー部門であるSCBデジタル・ベンチャーズなどが新たに出資者として参加。前回の資金調達の出資者ではサンタンデール・イノベンチャーズなどが今回も参加した。リップルは昨年、2800万ドルを調達した。

仮想通貨「XRP」

リップルは国境をまたぐ資金移動の方法として、同社の「インターレジャー」と呼ばれる規格以外に2つの方法を提供している。一つは「リップルコネクト」。ラーセンCEOによると、銀行は同社の技術のライセンス供与を受け、今日のコルレス銀行システムよりもかなり安いコストで即座に資金移動を行える。

もう一つはリップルが独自に開発した「XRP」と呼ばれる仮想通貨の利用。例えばサンフランシスコから東京に送金する場合、リップルが利用するマーケットメーカーがドルをXRPに交換し、それを円に換える。独自のマーケットメーカーを持たない小規模の企業に向いているという。

ラーセンCEOは「デジタル通貨はしばらくの間、銀行にとって危険なものと見なされていたが、もはやそうではない」と語った。

原題:Ripple Raises $55 Million, Adds Seven More Banks to Its Network(抜粋)

Matthew Leising

最終更新:9月16日(金)10時16分

Bloomberg