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EUが信頼回復へ行程表策定方針、移民・経済で溝深く

ロイター 9月17日(土)1時38分配信

[ブラチスラバ 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)の非公式首脳会議は16日、英国の離脱決定後に傷んだ信頼を回復する戦略の「行程表」を策定する方針で一致した。

スロバキアの首都ブラチスラバで開かれた会議には、英国を除く27カ国のリーダーが出席した。

ドイツのメルケル首相は「われわれは重大な局面にある」と指摘、27カ国が半年かけて、EU再活性化計画を策定することで合意したと語った。ローマ条約調印から60周年を迎える来年3月、イタリアで会合を開く。

メルケル氏は、発足時に価値と認めた連帯、協力がこれまで以上に必要と訴えた。

フランスのオランド大統領は、英国離脱決定後も、EUが前進できることが、今回の会議で明らかになったと語った。

当局者らが「存立の危機」と認めるなか、移民危機対応や経済政策をめぐる各国間の溝は深い。

ハンガリーのオルバン首相は、EUの移民政策について「自己破壊的でナイーブ」と批判、今回の会議で変えることができなかったとの認識を示した。

欧州の盟主とうたわれたメルケル氏の影響力にもかげりが見える。ポーランド、ハンガリー、チェコ、スロバキアに難民割当を受け入れるよう説得できなかった。オルバン氏は、4カ国が首脳会議に独自提案を行う考えを表明した。

今後の見通しについて、当局者らはオランダ、フランス、ドイツの選挙が終わる来年終わりまで、主要改革が実現できない可能性を指摘する。

各国の選挙が一段落した後も、ドイツとフランスが経済政策で溝を埋められるかは不透明な情勢だ。

政治リスクコンサルティング会社、ユーラシアのムジタバ・ラーマン氏は、今回の首脳会議では、27カ国間の一致点がほとんど無いことや、メルケル、オランド各氏とイタリアのレンツィ首相の弱さが浮き彫りとなる可能性を指摘していた。

*内容を追加して再送します。

最終更新:9月17日(土)4時43分

ロイター

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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