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緒方監督「ボリュームアップ」お願いします

夕刊フジ 9月17日(土)16時56分配信

 【プロ野球実況中継】広島カープの皆さん、25年ぶりのセ・リーグ優勝、本当におめでとうございます。

 友人から「上司の還暦祝いに“神ってるグッズ”をプレゼントしたいんだけど、手に入れることできない?」って電話がありました。おめでたいし、色は赤だからちょうどいいんでしょうね。カープ経済効果の一端を感じます。

 優勝を決めた10日・巨人戦(東京ドーム)で、すごく印象に残ったのは緒方監督のインタビューでした。「皆さん、本当におめでとうございます!」。お立ち台でそう叫んだ声の、何と力強かったことか。

 実は普段の緒方監督は、あまり大きな声で喋る方ではありません。取材する側として、これはありがたくないことなのです。

 ナイター中継でベンチリポートに就いたときは、試合後の監督コメントをお伝えするのも重要な仕事。その際には監督の周りを20人近い報道陣が取り囲みますから、小さい声だと至近距離のポジションを確保しないと聞こえないんです。

 緒方監督の就任1年目は本当にささやくような声でしたから、広島のベンチリポートは苦労しました。2年目は少し音量が上がったので聞きやすくはなりましたが、それでもセ・リーグ球団の監督の中では、最も小声だと思います。

 逆に、試合後の会見でビックリするほど大きな声を出していたのは“ノムさん”野村克也さんでした。普段はボソボソと喋っていらっしゃるのに、このときばかりは“がなる”ほどの大音量で試合を総括されていました。ファンに向けた情報発信者として、その立場をすごく意識されていたのでしょう。

 優勝直後のお立ち台は興奮度がピークだけに、それと同じにとはいいませんが、この優勝を機会に緒方監督にはもう少しボリュームアップしていただけると助かります。

 ■松本秀夫(まつもと・ひでお) 1961年7月22日生まれ、東京都出身。早大卒、85年ニッポン放送入社。スポーツ部アナウンサーとして「ショウアップナイター」の実況などを担当。2005年ロッテ優勝決定の試合での号泣実況のほか、数々の名言がある。

最終更新:9月17日(土)17時26分

夕刊フジ