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欧州市場サマリー(16日)

ロイター 9月17日(土)4時12分配信

[ 16日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨バスケットに対し約2週間ぶり高値をつけた。朝方発表された消費者物価指数(CPI)上昇率が予想を上回ったことが追い風となった。12月の利上げ観測が高まったほか、2017年の利上げペースが加速するとの見方が出ているという。

ただ来週の日銀の金融政策会合をめぐる不透明感から、対円では上値が重く、102円台前半で推移している。

<ロンドン株式市場> 反落した。米司法省がモーゲージ担保証券(MBS)の不適切販売問題で、ドイツ銀行<DBKGn.DE>に140億ドルの和解金支払いを求めたことが嫌気され、主要な銀行株が売られた。

FT100種は週間ベースで約1%安と、2週続落となった。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>は4.4%、バークレイズ<BARC.L>は2.8%の連れ安となった。

FT100種は今年に入り約8%高となっている。イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が金利を過去最低水準に維持していることから国債や貯金の利回りが低下し、より大きな運用益が見込める株式に資金が流入している。

<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。モーゲージ担保証券(MBS)の不正販売問題をめぐって米司法省から140億ドルの和解金支払いを求められドイツ銀行<DBKGn.DE>が売り込まれ、銀行株全体が連れ安となった。

STOXX欧州600種指数<.STOXX>は0.74%低下し、8月4日以来、約1カ月半ぶりの安値で取引を終えた。週間ベースでは約2.2%安と、6月中旬以来の大幅な落ち込みとなった。

ドイツ銀行は8.5%の値下がり。提示された和解金の額は同行や投資家らの予想を大きく超えており、増資が必要となる可能性が不安視された。最終的な和解金がいくらになるかはまだ定かでないが、提示のあった140億ドルは、財務基盤がぜい弱なドイツ銀行にとって大きな打撃となる。

STOXX欧州600種銀行株指数<.SX7P>は2.10%低下した。同じくMBS関連の訴訟に直面するスイス銀行大手UBS<UBSG.S>と金融大手クレディ・スイス<CSGN.S>、英銀行大手のロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>は2.5%から4.4%下落した。

ポルトガル商業銀行(BCP)<BCP.LS>とイタリアの銀行大手モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)<BMPS.MI>は、ともに9%を超える値下がりとなり、STOXX欧州600種指数で最も落ち込んだ銘柄だった。

<ユーロ圏債券> ポルトガル国債利回りが上昇し、独連邦債との利回り格差が約7カ月ぶりの水準に拡大した。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がこの日の取引終了後に同国の格付け見直しの結果を発表するため、警戒感が広がっている。

大半のユーロ圏国債利回りは低下したが、ポルトガル10年債<PT10YT=TWEB>利回りは3.5%と、8ベーシスポイント(bp)上昇。前日は同国の財政監視機関、公共財政評議会(CFP)が経済の減速や財政目標の未達成について警告したことが嫌気され、約15bp上昇していた。

独連邦債利回りは低下。ポルトガル10年債と独10年債<DE10YT=TWEB>との利回り格差は349bpと、欧州の銀行に対する懸念が広まった2月以来の水準に拡大した。

最終更新:9月17日(土)4時12分

ロイター