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<民進党>幹部人事持ち越し 野田氏幹事長起用で反発

毎日新聞 9月17日(土)1時50分配信

 民進党の蓮舫代表(48)は16日、党本部で開いた両院議員総会で、幹事長に野田佳彦前首相(59)を起用する人事案を提案し、了承された。野田氏は「代表を支え、党勢回復に全力を尽くす」と決意を示した。ただ、野田氏は旧民主党が政権から転落した2012年末の衆院選時の首相で、今も反発は根強い。復帰に党内は複雑な表情だ。蓮舫氏は自身の後ろ盾の起用で党運営の安定化を期待したが、かえって他の人事の難航を招き、政調会長人事などは週明けに持ち越された。

 野田氏は蓮舫氏が所属する党内グループのトップ。首相経験者が所属政党の幹事長を務めるのは、1998年発足の旧民主党幹事長に羽田孜元首相が就任して以来で、極めて異例だ。

 蓮舫氏は総会で野田氏起用の理由を説明。自身が参院議員だと前置きし「衆院での議論の重さはよく承知している。安倍晋三首相との対峙(たいじ)をしっかりしていただける経験をお持ちだ」と理解を求めた。野田氏は「青天のへきれきで固くお断りした」としながら、蓮舫氏の字を引き合いに「ハス(蓮)の花を下で支えるレンコン(蓮根)になった気持ちで徹底して下支えする」と応じた。ただ、総会では野田氏起用に懸念を示す発言も出た。

 野田氏は26日召集の臨時国会で、参院より先にある衆院代表質問で演壇に立ち、安倍首相に論戦を挑む。また、10月の衆院東京10区と福岡6区の両補選で、共産党などとの共闘にどう対応するかも問われる。野田氏は党本部で記者団に「自民党、公明党の連合軍に挑むには野党間の連携は不可欠だ。(共産党との)対話が必要だ」と述べ、補選は柔軟に対応する姿勢を示した。

 他の人事では、代表選で蓮舫氏を支援した細野豪志元環境相(45)に代表代行を打診。安住淳国対委員長(54)の留任を検討するが、「岡田執行部の継続」との反発が強い。代表選で戦った前原誠司元外相(54)と玉木雄一郎国対副委員長(47)の処遇も焦点だ。【松本晃】

最終更新:9月17日(土)2時59分

毎日新聞