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巨人・村田なぜ蘇った?師匠・田代コーチが明かす

東スポWeb 9/17(土) 13:31配信

 巨人が16日のヤクルト戦(東京ドーム)に6―4で逆転勝ちし、11連戦3戦目で連敗を止めた。立役者は逆転20号3ランを放った村田修一内野手(35)だったが、今季は打率2割9分3厘、68打点と上々の成績を残している。それにしても「崖っ縁」と言われ続けた男は、どうしてここまで数字を残せたのか。村田の師匠が言うことには…。

 初回に2点を先制された直後、1点を返してなおも一死二、三塁の場面で村田は真ん中に入った変化球を「うまく引っかかってくれた」と左翼席へ逆転3ラン。5回にも貴重なタイムリーを放ち、この日は4打点の荒稼ぎだった。試合後、由伸監督は「(20本塁打は)そう簡単に打てる本数ではないが、村田の力からすれば普通に試合に出続けていれば達成できる数字なのかなと思いますけど」とサラリと言ってのけた。

 昨季の村田は打率2割3分6厘と極度の打撃不振に陥り、本塁打もプロ入りワーストタイの12本まで落ち込んだ。当時の反省から今季は本塁打を捨てて右方向へ打ち返すことを徹底し「打率3割」を目標に設定。07&08年のホームランキングには苦渋の決断だったが、本人も「確率良くバットに当たれば」と振り返るように安打を積み重ね、結果的に長打量産につながった。

 その村田を横浜時代に日本屈指の長距離砲に育て上げた現巨人の田代ファーム巡回コーチは、愛弟子の復活の要因をこう見ている。

「アイツは偉かったね。シーズンの序盤は周りから『ホームランが打てない』だの『打点が少ない』だの言われまくったけど、率(3割)にこだわって本塁打を増やすような打ち方に変えようとしなかった。俺もそうだったが、人間迷いが出るとマイナスに働くが、修(一)はブレなかった。これは大したもの。そういう人間がこの世界でメシを食っていける。この調子でいけるんじゃないか。35歳にして、また成長したかな」

 開幕前は2年目の岡本にレギュラーの座を脅かされたが、全132試合でスタメンを張っているのは村田だけ。打率も3割を射程圏に入れ、気がつけば打点も坂本(73打点)に次ぐチーム2位だ。

 当の村田は自身の20号に「“筒香さん”の半分しか打ってませんけどね」と自虐ネタを炸裂させつつ「でも俺、46本打ったことあるし」とかつてのプライドものぞかせた。今季の村田はひと味違う。

最終更新:9/17(土) 13:43

東スポWeb