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広島野村も15勝 同僚ジョンソンとW最多勝だ

日刊スポーツ 9月17日(土)7時58分配信

<広島8-0中日>◇16日◇マツダスタジアム

 鯉のぼりはリーグ優勝で終わらない。広島が36年ぶりの本拠地12連勝を飾った。先発の野村祐輔投手(27)が、中日戦(マツダスタジアム)で7回4安打無失点の好投。同僚のジョンソンに並ぶリーグトップの15勝目を挙げ、球団41年ぶりの15勝コンビが誕生した。打線も10安打で8点を奪うなど好調をキープ。クライマックスシリーズ制覇、その先の日本一へ、勢いは加速するばかりだ。

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 イニングを重ねるたびに、野村の落ち着きは増した。投球間隔を短く、ゆったりしたフォームで丁寧に低めを突いた。今季に原点回帰した真っすぐを主体に、左右の変化球とチェンジアップでゴロの山を築いた。安打を許した5回、7回は、いずれも直後に併殺打を奪った。他投手の調整の兼ね合いもあり、7回100球で降板。昨季の前田(現ドジャース)に並ぶ15勝で、ハーラートップのジョンソンに並んだ。

 野村が投げれば、打線が打つ。今季何度も見られた展開だった。序盤の3回に一挙6得点のプレゼント。「点差に関係なく、テンポを大事に投げた。野手がしっかり守ってくれて、とても投げやすい環境を作ってくれた」。右腕は勢いに乗った。中日打線に二塁すら踏ませぬ投球は、タイトル獲得を狙う投手の貫禄すらあった。

 エース前田が抜けた先発の柱として、オフから肉体改造。体を大きく使うフォームに取り組んだ。シーズン中も登板前日にポール間走を取り入れた。負担が増し、腰痛や左足首痛などを伴うこともあったが、我慢して継続してきた。「チェンジアップが後半良くなってきたので、後半は多めに使った」。真っすぐの力強さが増したことで、他の球種が生きた。

 すでにCSファイナルステージ3戦目までの先発陣は確定している。順番は未定だが、野村もジョンソン、黒田とともに3本柱の一角に「内定」する。畝投手コーチは「取り組んだフォームに自信を持って投げている。まだ登板があるが、自信にしてもらいたい」とあらためて成長を認めた。12年の新人王以来となる最高勝率とともに、最多勝も射程圏に入れた。ジョンソンとともに残り1試合に先発する。「負けられない戦いがある。そのための準備。そのために1戦1戦取り組みたい」。タイトル争いは意識せず、CSのマウンドを見据え、今季最後のマウンドに上がる。【前原淳】

 ▼広島がマツダスタジアムで8月11日阪神戦から12連勝。広島の本拠地球場12連勝は、広島市民球場時代の80年5月31日~8月19日に19連勝して以来36年ぶり。これでチームは86勝目。残り7試合でセ・リーグでは65年巨人(91勝)以来の90勝到達なるか。

 ▼野村が15勝目を挙げ、ハーラートップの同僚ジョンソンに並んだ。広島で2人が15勝以上は初優勝した75年の3人(外木場20勝、池谷18勝、佐伯15勝)以来。同一球団で最多勝を分け合えば、96年巨人(斎藤雅、ガルベス=各16勝)以来となる。広島の大卒投手で15勝は05年黒田(15勝12敗)に並ぶ最多。

最終更新:9月17日(土)16時16分

日刊スポーツ

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