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外国人客おもてなしに力 大型客船増加で清水港周辺

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月17日(土)8時21分配信

 外国人観光客を乗せた大型客船の入港が増えている静岡市清水区の清水港。地元では、市内の観光を楽しんでもらおうと、シャトルバスの運行など新たな取り組みが始まっている。9、10月も相次ぐ外国船の来港に向け、体験ツアーの提供や商店街の外国語対応など、官民のおもてなし強化が進んでいる。

 7、8月、過去最大級の大型客船「ダイヤモンド・プリンセス」(総トン数約11万6千トン)が3度にわたり来港した。乗客定員が約3千人に上る大型船の接岸に合わせ、市は8月から、日の出ふ頭とJR清水駅をつなぐシャトルバスの運行を開始した。同16日はバス3台の運行で延べ987人が利用し、30日は増便した。

 3月からタクシー会社と提携した観光ツアーを始めたのが旅行会社「ローカルトラベル・パートナーズ」(駿河区)。7月には「河岸の市」(清水区)ですし握りの体験ツアーを実施した。石垣裕包社長は「静岡でしかできない体験や見学など、付加価値を提供していきたい」と語る。

 クルーズ船の乗船客の中には、団体ツアーに参加せず、地域の風土を感じようと港周辺で過ごす人たちも多い。シャトルバスを利用した米国人女性(60)は「地元の人や文化に興味があり、バスツアーには参加しなかった。シャトルバスがあると街を訪れやすくなる」と評価した。JR清水駅に近い清水駅前銀座商店街では、和服や陶器のほか、日傘などの日用品も外国人の注目を集めた。

 同商店街の振興組合も、来港日に通訳を配置するなどして誘客に力を入れ始めた。伊東哲生理事長は「思った以上にお客さんが来てくれている」と手応えを強調する。今後は外国語の会話ボードを各店舗に配布し、新たな準備を急ぐ。

静岡新聞社

最終更新:9月17日(土)8時21分

@S[アットエス] by 静岡新聞