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広島・尾道or神室町どっちで遊ぶ!? 『龍が如く6 命の詩。』試遊版プレイインプレッション【TGS 2016】

ファミ通.com 9月17日(土)12時56分配信

文・取材:ライター 齋藤モゲ

 2016年9月15日~9月18日に千葉県・幕張メッセで行われる東京ゲームショウ2016。セガブースには、注目タイトルである『龍6』の特設シアターと試遊台が設置された。ここでは、試遊台での実機プレイを週刊ファミ通の『龍が如く』シリーズ担当ライターがプレイ。その手触りやこれまでとの違い、プレイ時に感じた率直な感想を以下で書き連ねていく。

●楽しみにしていた『龍6』試遊台がついにやってきた!
 今回の『龍6』の出展内容は、特設シアターで最新映像を堪能→試遊台でのゲームプレイがワンセットになったものだった。時間にして30分以上、どっぷりと『龍6』体験ができることになる。まず、皆さんにお伝えしたかったのはこの体験時間であり、裏を返せば行列が必至だということ。ビジネスデイの昼ごろで40分程度の待ち時間を確認しているので、一般公開日の待ち時間は推して知るべし。残りの開催期間中に『龍6』の試遊を楽しみたいという人は、その覚悟を持って訪れていただきたい。もちろん、訪れればそれ相応の実りがあることは約束できるから!
 特設シアター内での映像に関しては、実際に観てその興奮を味わっていただきたいのと、後にWebなどで観られるようになるはずなので、ここでは割愛。試遊台のプレイインプレッションに絞っていく。
 今回の試遊台には、“尾道仁涯町ストーリー体験”と“神室町アドベンチャー体験”の2モードが搭載されており、どちらをプレイしても構わないという仕組みになっている。前者は、尾道を訪れた桐生が南雲剛と出会い、バトルに勝利するまでが体験できるもの。後者はいわゆる“プレミアムアドベンチャー”的なモードで、神室町を思うがままに探索することが可能だ。ただし、体験版ということで、プレイスポットはフルオープンというわけではなかった。

 いやあ、しかし今回はゲーム中の映像がマジでヤバイ(いい意味で)。すでにプレイステーション4で『龍6』の先行体験版に触れた人ならわかってもらえるだろうが、パッと見ただけでその映像美に一気に引き込まれてしまう。ほかの人のプレイを観ていても、ついつい目を奪われてしまう感じが強烈。観れば観るほど新しい発見ができそうな(看板とか!)気がする奥深さも、これまでの『龍が如く』以上だった。では、さっそく各モードの詳細について書き連ねていく!

●リアルさを感じさせながらも、ちゃんとゲームしているバトル!
 尾道仁涯町ストーリー体験モードだが……正直言って、スタート直後に笑わせてもらった。なぜって、桐生がハルトを抱いて街を歩く絵面に、ギャップがありすぎて!(笑)。しかも、今回はゲーム中でスマホを使えるのだが、そのカメラ機能で桐生&ハルトの記念撮影ができちゃうんだもの。超くっだらねえけど、とてもよい! 『龍が如く』シリーズに脈々と流れる、大マジメにいろんなことをやる桐生のおもしろさを、いきなり堪能することができた。

 初めての実機で観る尾道仁涯町だが、圧巻の作り込みは文字通り肌で感じられる。昼の街だからよけいにそう感じてしまうのかもしれないが、風景の美しさもかなりのもの。波の表現なんかも素直にスゴイと感心しきりだった。少しおもしろいなと思ったのが、すべてがリアルサイズで作られているだけに桐生の身長の高さをこれまで以上に感じたところ(設定身長は184センチとされているのでもともとデカイのだが)。ちなみに神室町ではそこまで桐生の大きさの変化を感じることはなかったので、単純に街が古くて扉などを小さく感じてしまう結果なのだろう。こういう部分からリアリティーを感じるのは、けっこう新鮮な体験だった。

 尾道仁涯町では、飲食店の利用のほか、神社でプレイスポット的な遊びを楽しめたが、あまりアレコレをバラしてしまうと週刊ファミ通に掲載するネタに困るので、これも割愛。体験版で遊ぶ機会を得られた人は、このあたりにも注目していただきたい。

 さて、このモードのキモになるのが、南雲とのバトルだ。スナック清美付近に行ってイベントを観ると、そのままバトルへと移行してしまうので、尾道仁涯町でアレコレ試したいなら、ぜひその前に済ませておこう。もちろん、このあたりのイベント→バトルといったシームレスなパートの移行も見どころのひとつ。確かに違和感はほとんどなかった。

 そしてバトルシーン。事前に“本作ではヒット感が違う”という情報を聞いていたからより強烈に感じたのかもしれないが、よりファイト感が増している感じは触れると理解できる感じ。操作感はこれまでの『龍が如く』とほとんど変わらないのだが、より格闘技っぽさが増しているといった印象だった。ちなみに個人的には、少々矛盾しているかもしれないが、攻撃がヒットしたときというより、攻撃をガードしたとき、ガードされたときのほうが、“ヒット感”を感じられた。おそらく、ガードに当たった攻撃に対して、反力のようなものを感じるからなのだろう。ちなみに、桐生の腕力がやたらと強いため、キックなどの強烈な攻撃がクリーンヒットした場合には南雲がそこそこな勢いで吹っ飛ぶ。こういう場合は、ヒット感より爽快感のほうが圧倒的に上回ってくれるので、アクションゲームとして重要な点はしっかり押さえられている感じだ。なお、『龍6』はプレイヤーの操作や使う技によって、アクションに対する印象がけっこう変わりそうな気配。なぜならそれは、相手の立ち位置や技を使うタイミングなどによって攻撃時の動きに微妙な差が生まれるからだ。なので、おそらく同じように試遊台でプレイしたほかのプレイヤーは微妙に違う感想を持っているかもしれない。
 ちなみに、バトルの演出面でいうと、ヒートアクションの「うわあ、痛そう」感は相変わらず健在。南雲の顔がダメージで変化していくのもいいし、さまざまな攻撃がヒットしたときに血が壁に飛び散ったりする演出も爽快でグッド。スプラッターな感じが苦手な人は、こういった演出効果をある程度カットすることもできるらしいので、ぜひゲーム設定で調整していただきたい。


●やり込み要素はもちろん、バカっぽさでも楽しめるプレイスポット!
 続いては神室町アドベンチャー体験モードだが、こちらではちょっとユニークな体験をすることができた。というのも、これまでの『龍が如く』になじみ過ぎているせいか、施設の前に立つと、つい○ボタンを押してしまうのだ。もちろん、とくに何の反応も起きない。そりゃそうだ、そのままスティック操作で建物の中に入っていけるのだから。こんなところで本作のシームレス化を感じられると思わなかったので、なんだかこそばゆいような感じがした。ともあれ、このモードは、さまざまなプレイスポットを遊ぶのが真骨頂だろうと判断。以下では、各プレイスポットを遊んで感じたことを列挙していく。

・ネットカフェ
 まずはマップ画面を開き、見覚えのない施設を訪れてみることにした。それが、ネットカフェのmantaiだ。このmantaiは神室町に3ヵ所あるのだが、何気ないビルの入り口から入って行くパターンが多かった。もしかすると、最初は入り口を探すことになるかもしれない(筆者は探した)。「こういうところも神室町の深化の影響で、街遊びが楽しくなるひとつの要素なんだろうな」と感心しつつ店内へ。ここでは、マンガでも読めるのかと思いきや、楽しめたのは噂の“ライブチャット”だった。このライブチャットのゲームとしての仕組みは、制限時間内に表示されたボタン操作を終えるだけのシンプルなもの。しかし、飛び道具的なネタであることがそもそも最高におもしろい。加えて、ごほうび映像のクオリティーの高さ! クリアーしていくほどにセクシーな女性の露出がどんどん上がっていく。男子であれば間違いなく悶々としてしまうほどに素晴らしい映像ではあったのだが、背後が気になる体験会には……あまり相応しくないのかもしれないと思った。だって、落ち着かないんだもの!

・DARTSLIVE
 つぎに体験したプレイスポットが、操作系の変更が行われたというDARTSLIVE。スティックを制御しつつタイミングよくボタンを押す、という操作に変わっていたのだが、実際にプレイしてみると、そこまで難しい感じではない。左右の手を別々に動かせるタイプの人は、むしろ得意なはずだ。操作感は変わったものの“ダーツを遊んでいる感”はこれまで以上。リラックスしていれば精度の高い一投ができるが、ヘンに緊張していると外してしまうところなんて、とても再現性が高いと感じた。というか、リアルのダーツの場合はリラックスしていてもそこまで高精度で投げられないので、こっちのほうがいいです!

・バッティングセンター
 同様に操作方法が一部変更されたバッティングセンターをプレイ。ちょっと触っただけですぐにどう変わったのかがつかめた。例えるなら『パワ●ロ』っぽい感じ! もうわかったでしょ! という具合に野球っぽさがさらにパワーアップ。投げられた球にカーソルを合わせる操作はスティックでもタッチバットでも可能だが、タッチパッドのほうが瞬時の反応に対応しやすい。どの変化球がくるのかがわからない以上、タッチパッドでの操作のほうがよさそうに思えた。

・キャバクラ
 おなじみのキャバクラは、基本的にはこれまで通り、女の子のテンションを会話で上げていけばオッケーな流れ。ただし、会話ウインドウに表示されたアイコンを連続して選ぶことで、コンボ的なものが発生するようになった。コンボを続ければ当然効率よく好感度を上げられるのだが、それを重視しすぎて女の子の苦手な話題を振るのはマイナス。だからといってまったくコンボを繋げないのも考えものだ。そういう意味では、これまで以上に“恋の駆け引き”がゲームシステムに反映されたのではないだろうか。

・RIZAP
 注目の『龍6』新要素! RIZAPチャレンジを行うと、まずどのトレーニングに挑戦するかを選択できる。トレーニングはそれぞれ異なるミニゲームになっており、獲得できる経験値も異なるという仕組みだ。今回挑戦したのは、ベンチプレスとスクワットの2種。ベンチプレスはL1ボタンとR1ボタンを連打するミニゲームで、スクワットはゲージのいいところでタイミングよく○ボタンを押すタイプのものだったが、どちらも難しいものではなかった。ふたつのトレーニングを終えるとRIZAPチャレンジの前半が終了。後半は、トレーナーが「こんな感じ!」と指示する食事を摂ればいいだけ。体験版では、答えそのものといったヒントを出してくれたが、製品版ではどうなるのか気になるところだ。食事まで終えてジムに戻ると、例の曲とともにCMでおなじみの、あのシーンを観ることができる。これまた超くっだらねえんですが、メチャクチャおもしろいです。くそ!(笑)

 以上が駆け足でお届けした、東京ゲームショウ2016に出展されていた試遊台の爆速プレイインプレッションだ。実際に遊んでみた感じだと、これだけの要素を説明しても、あくまでもホンの触り、氷山の一角でしかない気配だった。さらに言えば、上記は体験版のインプレッションであり、製品版ではさまざまなバランス調整などが行われる可能性大。そのサジ加減によっては、プレイしたときの印象も大きく変わるはずだ。ゆえに、いまはこの体験版からなんとなくの雰囲気を感じ取りつつ……あとは発売を待つばかりなり。マジで、超期待していますから!!

※本記事で使用している画像は、すべてリリース素材によるイメージです。試遊版のものではありません。

最終更新:9月17日(土)12時56分

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