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<ウィッツ不正>生徒増狙い入学勧誘で「奨学金を小遣いに」

毎日新聞 9月17日(土)2時30分配信

 三重県伊賀市のウィッツ青山学園高校を巡る就学支援金詐欺事件で、詐欺容疑で逮捕された運営会社「ウィッツ」の元監査役、馬場正彦容疑者(56)が生徒を勧誘する協力者に対し、「奨学金をもらえば小遣いができる」などというセールストークで入学を持ちかけるように伝えていたことが関係者への取材で分かった。就学意思の有無にかかわらず生徒を増やすためとみられ、受給した生徒側とトラブルになったこともあったという。

 馬場容疑者は東京にあった通信制課程のサポート校「四谷LETSキャンパス」を実質的に経営。キャンパスは奨学金について「東京都 年間42万」「埼玉県 初年度73万、年間48万」などと紹介し、都内の生徒には受給した42万円のうち30万円をキャンパスに払わせるなどしていた。

 関係者によると、馬場容疑者は生徒勧誘の協力者を集めた説明会を毎月開催。「キャッシュフロー改善計画」と題した紙を見せながら「生徒になって就学支援金と都道府県の奨学金をもらえば小遣いができる」とのセールストークを紹介し、収入に応じた加算で年最大約30万円になる支援金と、奨学金の受給総額が学費を上回るようになる年収350万円未満の人を狙うように強調していた。

 また奨学金の返済について「期限が来ないうちは詐欺罪に問われない」「年収が低ければ返済不要だし、督促がきたら住所を変更すればいい」と話し、返済しなくても問題がないと思わせるような説明をしていた。

 実際に奨学金を受給した後、返済義務があると知った生徒と勧誘者がトラブルになり、弁護士に依頼して話し合いになったこともあった。馬場容疑者の説明会に参加した男性は取材に対して「奨学金制度の悪用と思った」と話している。【平塚雄太、小林洋子】

最終更新:9月17日(土)2時30分

毎日新聞

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