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虎・北條、今季12個目エラーもマルチで存在感「1番なんで出塁が大事」

サンケイスポーツ 9月17日(土)7時0分配信

 (セ・リーグ、阪神2-1DeNA、24回戦、阪神15勝8敗1分、16日、甲子園)遊撃のレギュラーとしては、まだまだ発展途上だ。ただ失敗しても、悔しい思いをしても、食らいついていく気概は、泥だらけのユニホームから伝わってくる。北條が7試合ぶりのマルチ安打。得点は福留弾のみに終わった攻撃のなかで、22歳の存在感が光った。

 「1番なんで出塁することが大事。三振していてはダメなんで。続けていくことが大事です」

 試合後も表情は厳しいままだった。前夜は1安打も3三振を喫し、適時失策も犯した。この日は一回。先頭の桑原の二遊間のゴロをダイビングキャッチも、握り損ねた(内野安打)。一死二塁ではロペスの三遊間のゴロに飛びついたが…。白球はグラブを弾き、ファウルゾーンを転々。適時二塁打となった。

 ともに難しい打球、責められない。だが本人は悔しいだろう。それが守備の要、遊撃という重要なポジションだからだ。四回には遊ゴロをファンブルし、今季12個目の失策。それでも、そこからが北條の真骨頂だ。

 五回一死一塁で、三浦の外角スライダーを右翼線へ二塁打。5試合連続安打とすると、七回一死一塁では須田の速球をしっかりとらえ、一、二塁間をきれいに破った。

 「(一、三塁を作った2本目は)本当に効果的なヒット。あれを狙って打てたら、たいしたもんですけど」と金本監督。この日の試合前練習でもケージ裏で笑顔で声をかけていたが、指揮官いわく、打撃の基本形はすでにできている。そのセンスは「10を言ったら10わかる選手」だという。

 若手がミスするのは当たり前。要は気持ち、そして失敗後にどう感じ、どう臨むか。指揮官はそれを見ている。そして北條には、伸びていく資質が確かに、ある。

 「いい感触? そんなことは感じていません」と22歳。2安打でホッとできるわけはない。攻撃に、守備に-。チームの主軸へ成長すべく、まずは残り8試合、全力で駆け抜ける。

最終更新:9月17日(土)11時8分

サンケイスポーツ

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