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トランプ氏「オバマ大統領は米国生まれ」 渋々認める

朝日新聞デジタル 9月17日(土)10時24分配信

 オバマ大統領は米国生まれ。以上――。米大統領選の共和党候補トランプ氏(70)は16日、ワシントンで記者会見し、短い声明を読み上げた。同氏は5年前からオバマ氏の米国籍を疑問視する発言を繰り返していたが、人種差別的との批判を受けて、渋々と米国籍を認めた格好だ。

 トランプ氏は前回大統領選の時に、オバマ氏はケニア生まれで、大統領の法的資格となる米国生まれではないのではないかなどと主張する「バーサー運動」を展開。保守層の一部から人気を獲得した経緯がある。

 しかし、今回の大統領選では、共和党の副大統領候補のペンス・インディアナ州知事を含む共和党重鎮が次々と「オバマ氏は米国生まれ」と発言。さらに、黒人やヒスパニック系の有権者からも「差別的だ」との批判を受けていた。

 この日は事前に「出生問題」について触れることがメディアに通知されていたが、トランプ氏は会見後半に紙を読み上げただけで謝罪も無し。さらに「バーサー運動を始めたのは2008年のクリントン陣営だ」などとクリントン氏に毒づいて会見を終えた。(ワシントン=佐藤武嗣)

朝日新聞社

最終更新:9月17日(土)10時33分

朝日新聞デジタル